『ロボコン』の声は常に全力で! 斎藤千和さん、芝居を支えた子供への思い
2020年7月31日から映画『がんばれいわ!!ロボコン ウララ~!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』が公開されています。終始テンションの高い演技で大活躍する主役・ロボコンの声を担当した斎藤千和さんが、自らの役に込めた思いとは?
「子供たちを爆笑させる芝居」を

特撮ロボットコメディ「ロボコン」シリーズの、20年ぶりとなる最新作『がんばれいわ!!ロボコン ウララ~!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』が2020年7月31日(金)から上映されています。ロボコンの声を務めるのは、声優の斎藤千和さん。同作でのロボコンのイメージやその魅力についてお話を聞きました。
同作でのロボコンは、ロボットスクールから町の中華屋「全中華」へお手伝いにやってきて大活躍(?)します。出前のタンタンメンを持ってトルネード婆々のもとへ届けに行く途中、ロボコンはオカモチを振り回してしまい、中身のタンタンメンがすっかり汁なしになってしまいます。これをきっかけに、ロボコンの恋するロビンをも巻き込んだ地球規模の大騒動に発展するというのですが……?
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ーー『がんばれいわ!!ロボコン』でのロボコンはテンション高めの役です。アフレコも最初から全力だったのでしょうか?
斎藤千和さん(以下、斎藤) 最初からマックスでしたね。「一瞬でも手を抜いたらNG」みたいな雰囲気があったので、常に全力の状態でやりました。終わったあと、しばらくしゃべれないというくらいフラフラになりました。
ーー長年愛されるロボコンというキャラクターを演じるうえで、プレッシャーはありましたか?
斎藤 昭和のロボコンはかなり意識していました。昭和のロボコンが好きだった人に、「このロボコンはないな」と言われたらどうしよう……と思っていました。
でも、子どもの送り迎えをするときに「ロボ根性」とか「おいらロボコン」と言ってみたら、子どもが笑ってくれて……その時に「子どもを意識するべきなんだ」と気づきました。
大人をノスタルジーに浸らせるのではなく、子どもたちを爆笑させるものを作れば、子どもの頃に見ていた人たちにも響くだろうと思っています。子どもたちを楽しませるのが、私の演じるロボコンの答えだと気づいて、そこからプレッシャーはなくなりました。