【漫画】彼氏に浮気され、ひとりぼっちのクリスマス そっと寄り添ってくれた“大切な存在”に「涙」
大好きだった彼氏に浮気をされた19歳の冬。上京してから初めてのクリスマスをひとりで過ごすことになり、さびしくて泣いていると……。Instagramで公開されたマンガが、「私まで胸がキュッとなった……」と話題の作者、「毛玉ちゃん」さんにお話を聞きました。
クリスマスの寂しさを吹き飛ばしてくれたのは?

失恋したときの家族の温かさを描いたマンガ「19才の冬、失恋した」が、Instagramで300以上のいいねを集めて話題となっています。
大好きだった彼氏に浮気をされ、失恋した19歳の冬。上京して初めてのクリスマスを、ひとりでさびしく過ごしていました。涙をこらえきれずにいると、電話がかかってきて……。読者からは、「見ている私も胸がキュッとなりました」「心が温かくなった」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターの「毛玉ちゃん」さんです。毛玉ちゃんさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー大好きな彼氏に浮気されていたことが分かったとき、どのような気持ちでしたか?
信じていた人に裏切られる絶望と怖さを初めて知りました。毎日ひとりで思いきり悲しみにひたって泣きながら、「時間は私の味方、いつかはきっと乗り越えられる」と自分を励まし続けていましたね。そして、「どんなにさびしくても絶対に彼に連絡しない」と心に決めていました。
ーー失恋を経験したからこそ、分かったことや学んだことはありますか?
その人の言葉ではなく、行動を見ること。本当に愛してくれる男性は、女性を不安にさせません。この彼とお付き合いをしていたとき、素敵な言葉でいつもときめかせてくれましたが、行動が伴わないので、常にうっすらと不安がありました。違和感を無視しないことの大切さを学びましたね。そして、一緒に泣いてくれる女友だちの尊さも骨身に染みました。恋愛では傷付いたけれど、同時に素晴らしい友人に恵まれていることに改めて気付けました。
ーー現在は、旦那様と娘さんがいらっしゃるのですね。今年のクリスマスはどのように過ごす予定ですか?
去年は夫が七面鳥やスタッフィングなどのアメリカ伝統料理をたくさん作ってくれたので、今年は私が張り切ってパックのコーンスープを出す予定です。2歳になった娘は、プレゼントをもらう喜びも分かってきたので、夫婦で何にするか話し合って決めるのも楽しみです。
ーーいま失恋でつらい思いをしている方に向けて、どのようなことを伝えたいですか?
つらい気持ち、痛いほど分かります。だけど泣きつくしたあとは勇気を出して、その恋をしっかりと手放してみて下さい。ご縁には限りがあると思います。いつまでも自分を傷付けた相手との縁を握りしめていたら、あなたを誰よりも大切にしてくれる人とのご縁をつかめません。
「あなたの天真爛漫な笑顔を奪わず、その笑顔を守ってくれる人が必ずいるよ」。これは、私が失恋したときに友だちが私にかけてくれた言葉です。この言葉が、いまつらい思いをしているあなたにも届きますように。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
お子さんを持つフォロワーさんから「自分も娘にとって安心を与えられる存在でいたい」といってもらえました。親というより、親友のような立ち位置でいてくれた母のことを「参考にしたい」という意見もあり、とてもうれしかったです。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
自分が母親になって、娘と日々接するなかで、「この子もいつか、恋愛でつらい経験をすることがあるのだろうな」と自然に考えるようになりました。そのとき、私はどんな母親であれば、この子にとって「安心できる場所」になり、守ってあげられるだろう。そう考えたときに思い浮かんだのは、私の母でした。このマンガは、そんな母の姿を思い出しながら、自分への小さな誓いとして描きました。
(マグミクス編集部)








