福岡、長崎、佐賀… 声優によるかわいい「九州弁」に癒やされるアニメ3選
「好きな方言ランキング」「彼氏、彼女に喋ってほしい方言」のように、何かと注目されることが多い“方言”。声優さんたちの魅力的な声で九州弁を堪能できる、「かわいい九州弁に癒やされるアニメ」を3つご紹介します。
自由なキャラクター×九州弁に癒やされる…!『波打ち際のむろみさん』『ばらかもん』
「好きな方言ランキング」「彼氏、彼女に喋ってほしい方言」のように、何かと注目されることが多い“方言”。なかでも京都弁をはじめとした関西弁、博多弁を中心とした九州弁は特に人気が高く、ランキングでも常に上位に入っています。実際、方言で話されるとなんとなく温かみを感じますよね。そこで今回は、声優さんたちの魅力的な声で九州弁を堪能できる、「可愛い九州弁に癒やされるアニメ」を3つご紹介します。
●『波打ち際のむろみさん』

ひとつめは、テンポよく進むストーリーと福岡弁を話す人魚たちが魅力的な『波打ち際のむろみさん』。「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されていた同名のマンガ(著:名島啓二/講談社)が原作です。アニメは2013年4月~6月に15分枠のアニメとして放送されました。
この物語の主人公は、釣り好きの高校生・向島拓朗(むこうじま・たくろう/CV:水島大宙)、そして博多弁を話す人魚・むろみ(CV:田村ゆかり)。ある日、拓朗はひとり趣味である釣りを楽しんでいました。しかし釣り竿にかかったのは、魚ではなくなんと人魚! これが拓朗とむろみさんの出会いでした。むろみさんは拓朗と遊びたい様子で、会うたびに彼の気を引こうと邪魔をして――。
本作品の魅力は、何といっても福岡出身である田村ゆかりさんの博多弁が存分に聞けること。むろみさんはなかなかに“ウザかわいい”キャラクターですが、あの転がるような愛らしい声で博多弁なんて喋られたら大抵のことは許してしまいそう……! また、むろみさん以外にもさまざまな福岡弁キャラが登場します。むろみさんの先輩にあたるリヴァイアさんは北九州弁、妹的存在のひいちゃん(CV:野中藍)はむろみさんと同じく博多弁と、特に福岡が舞台というわけでもないのに福岡弁キャラがこれだけ集結しているのはなかなか珍しいパターンではないでしょうか。
●『ばらかもん』

ふたつめは、島の住民たちに振り回される主人公と長崎弁に癒やされる『ばらかもん』。「ガンガンパワード」(スクウェア・エニックス)および同社のWebコミック配信サイト「ガンガンONLINE」で連載されていた同名のマンガ(著:ヨシノサツキ/スクウェア・エニックス)が原作です。アニメは2014年7月~9月に放送されました。
本作品の主人公は、書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/CV:小野大輔)。半田は、ある受賞パーティーで書道展示館の館長に自身の作品を酷評され、館長を殴ってしまいます。それがきっかけで父親から長崎の五島列島へ行くよう命じられ、田舎生活をスタートすることに。都会育ちの半田は田舎特有の人間関係や慣れない生活に戸惑いながらも、少しずつ“自分に足りないもの”を探しながら成長して――。
舞台となっているのが長崎の五島列島なだけあり、半田に懐いている小学1年生の女の子・琴石なる(こといし・なる/CV:原涼子)をはじめ、島の住人のほとんどが長崎弁。九州弁になじみがない人には分からないような方言も多く登場しますが、それが逆に「島」という特別な環境での生活をより感じさせてくれます。長崎弁で自由奔放に戯れる子どもたちに、そして住民たちの朗らかな優しさにキュンとせずにはいられない作品です。