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「冥王ハーデス」の先へ… 『聖闘士星矢』ファンが「今度こそ」と願う、新連載の圧倒的熱量

「天界編」は幻の企画だった?

『天界編』の一部キャラクターが登場した、 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』1巻(秋田書店)
『天界編』の一部キャラクターが登場した、 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』1巻(秋田書店)

 実は『天界編』は、「冥界編」の次の物語として構想されていたことが劇場版『天界編』のDVDブックレットで語られています。そういう意味では、マンガ連載が完結したことで陽の目を観なかった「幻の作品」でした。

 車田先生は本来ならば自身の手でマンガを描きたかったそうですが、そのプロットを提供して劇場版アニメ3部作として始動することを考えたそうです。しかし結果的にこの企画はうまく進まず、『天界編 序奏』の続編は制作されませんでした。

 この『天界編』の構成は、2006年からスタートしたマンガ『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』に一部が引き継がれることとなります。そのため映画『天界編』で登場したキャラクターの一部が登場し、休載期間をはさんで2024年に完結しました。

『NEXT DIMENSION 冥王神話』は完結したものの、いくつかの謎を残したことで次回作を期待する声がファンの間で高まることになります。こういった経緯があって、今回のマンガ『天界編』が始動しました。

 おそらくですが、今回の連載は車田先生にとっても「リベンジ」の意味が大きいと思います。何度か幻で終わった『天界編』に期待してしまうのは、これまでの経緯を知っているファンであればなおさらのことと思います。

(加々美利治)

【画像】「滅びよ、人間」「強すぎて笑う」… これが幻となった映画『天界編』で星矢を圧倒した「ラスボス(?)の神」です(4枚)

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加々美利治

TVマンガ研究家。おもにトレーディングカードやシールといったアイテム関係のテキスト制作に携わる。21世紀以降は東映アニメーションやバンダイナムコのwebサイトでのライティングを請け負う。近年はネット記事執筆へと軸足を移す。

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