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「ガンタンク」はなぜ「危険なコクピット」に改修されたのか コア・ファイターの損失がカギに?

コクピットが頭部になった「ふたつの可能性」

 ガンタンクのコクピットを頭部にしなければならなかった事態。その原因は「リュウ・ホセイ」の特攻によるコア・ファイターの損失が引き金だったのかもしれません。つまり予備のコア・ファイターがないゆえの現地改修だったのでしょう。

 ガンタンクを単座にしなければならなかった理由ですが、まず考えられるのはホワイトベースのパイロット不足の可能性です。しかし、パイロットはリュウがいなくなったあとも「セイラ・マス」や「ジョブ・ジョン」がいるので、理由としては低いかもしれません。

 むしろガンタンクの複座から単座への変更は、最前線で戦うホワイトベースならではの戦力の立て直しが急務だったからと考えられます。現状で使える戦力を確保するため、急きょガンタンクを改修したということでしょう。

 もっとも、後にコア・ファイターは補充されたようで、「オデッサ作戦」ではガンタンクのものが「Gスカイイージー」に転用されていました。少なくともTV版ではそう考察できます。

 ところが劇場版では、リュウの戦死とガンタンクの単座改修の順番が逆になっていました。これはどう解釈できるのでしょうか。こちらはホワイトベースに対するニュータイプ部隊への「実験」という意味合いが強かったと考えられます。

 TV版と違って劇場版では、連邦軍がホワイトベースをニュータイプ部隊として考えていました。それゆえガンタンクのコクピットをあえて危険な頭部にし、どう運用するのかをテストしていたのかもしれません。

 もっとも、これに関して大きな進展がなかったことから、宇宙へと向かわせる際にガンタンクの代わりに2機目の「RX-77 ガンキャノン」を配備したと考えられるでしょう。

 いずれにしても、ガンタンクのコクピットを頭部にした明確な理由はいまだに語られていません。今後も考察の余地のあることではないでしょうか。

(加々美利治)

【画像】「内部にファンがいたのか?」 これが色々作られた「ガンタンク」の派生型機体です(5枚)

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加々美利治

TVマンガ研究家。おもにトレーディングカードやシールといったアイテム関係のテキスト制作に携わる。21世紀以降は東映アニメーションやバンダイナムコのwebサイトでのライティングを請け負う。近年はネット記事執筆へと軸足を移す。

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