【漫画】透明人間になれる薬を飲んだ男、女子トイレへ! 怪しい行動の目的とは?
透明になれる薬を作った男は、薬を飲んで女子トイレへ……! どう考えても怪しい男にしか見えませんが、結末は……? ゆきほりさんがTwitterで連載中の「怪しい男」シリーズが反響を呼んでいます。
怪しい行動を繰り返す男 その目的が意外…
透明になれる薬を作った男は、薬を飲んで女子トイレへ……! どう考えても怪しい男にしか見えませんが、結末は……?
ゆきほりさん(@yuki0hori)がTwitterで連載中のマンガ「怪しい男」シリーズ。迷子の女の子を連れ去ったり、女の子に睡眠薬を飲ませたりと、怪しい行動ばかりの男ですが、その目的は……? 読者からは「なんて紳士だ」「普通にヒーロー」などの声があがっています。
作者のゆきほりさんに、お話を聞きました。
ーー今回のシリーズが生まれたきっかけはありましたか?
ここだけの話、このシリーズは箸休めで描いた作品です(笑)。それまで『怪しい二人組』というシリーズのマンガを描いていましたが、バズるほどのヒットではなく、行き詰まっていたところで思いつきで描きました。「もうどうにでもなれ」の精神が案外ヒットしたりするので、Twitterは面白いです。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「カッコイイ」や「憧れる」といった感想です。正直ここまで話題になるとは自分でも思っていなくてとても驚いていますが、今回のマンガを描くにあたって「こんなふうになりたいな」と思ってもらえるような作品にしよう、という気持ちは頭の片隅にありました。
前作の『怪しい二人組』でもボランティアや人助けといった、なかなか実生活ではできないけど困ってる人の役に立ちたいという思いをマンガで表現していたので、その延長で描いたものです。同じような思いをしている人がマンガの主人公に感情移入してもらえたようでうれしいです。
ーーゆきほりさんの作品は、最後は「優しい世界」となる温かいストーリーばかりですが、お話のシチュエーションはどのようにして考えられていますか?
今はこんなご時世ですから、実生活でもイライラしたり、テレビでニュースを見ても暗い話ばかりで皆すごくストレスがたまっていると思うんです。そんな時だからこそ、自分のアカウントを避難場所というか休憩所というか、笑って気持ちを落ち着かせる場所にしてもらいたいと思っています。そのために「現実がこうなったらいいな」という妄想が創作の根源にあると思います。
ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
一番は読者の反応ですね。面白いものはバズるし、つまらなければ容赦なく無反応です(笑)。でもこれは私が一番望んでいた世界です。もともと出版社にマンガを送ったりしていたのですが、たったひとりの編集者に読まれてアリかナシか判断されるのはおかしいと思っていたんです。好みもあるでしょうし、つまらないと思われた作品がよその出版社では高評価だったなんてよくある話です。だから多くの読者に面白いかどうか判断してほしいと思ったのがTwitterでマンガを投稿し始めたきっかけで、今もその思いは強いです。
(マグミクス編集部)