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12月24日は「ウルトラ兄弟」が生まれた日!? “夢の共演”を実現させた意外な背景

時代とともに変わった「ウルトラ兄弟」の存在

昭和ウルトラシリーズの世界観を引き継いだ『ウルトラマンメビウス』は、ウルトラ兄弟の設定をさらに発展させた。画像は「ウルトラマンメビウス Volume 13」DVD(バンダイビジュアル)
昭和ウルトラシリーズの世界観を引き継いだ『ウルトラマンメビウス』は、ウルトラ兄弟の設定をさらに発展させた。画像は「ウルトラマンメビウス Volume 13」DVD(バンダイビジュアル)

 それから少し時間が経ち、最終回『ウルトラ5つの誓い』で初めて「ウルトラ兄弟」という言葉が作品中でも登場しました。このことで、雑誌から生まれたウルトラ兄弟という設定は、公式になったということになります。

 そして、次回作『ウルトラマンA』からは当たり前の設定となりました。ウルトラマンAは自らを「ウルトラ5番目の兄弟」と名乗ります。

 第1話からウルトラ5兄弟が並ぶ姿を見て、当時の子供たちは大喜びしました。その期待に応えて、本作品からウルトラ兄弟のゲスト出演は増えていくのですが、それは子供の期待とは逆の展開になっていきます。

 ゲストとして登場するが活躍もなく、出てきただけ。さらに、兄弟がそろうと全滅するという展開が続くからでした。

 このことで次回作『ウルトラマンタロウ』では、ウルトラ6兄弟という設定を前面に押し出してはいましたが、兄弟の客演は前作ほど頻繁ではなくなります。これにより、ウルトラ兄弟という設定に一定のヒーロー性が保たれました。

 しかし、逆に「ウルトラ兄弟」という設定が作品の幅を狭めるという問題が起きます。その結果、次回作『ウルトラマンレオ』では、M78星雲光の国でなく、獅子座L77星出身という設定となりました。そして、劇中で弟のアストラと一緒にウルトラ兄弟の仲間入りをするということになります。

 ただ、ウルトラ兄弟は6人。そういった方向性が長らく続きました。マンガや劇場版など、タロウまでがウルトラ兄弟で、レオ、アストラと80はウルトラ戦士という扱いが比較的多くなります。

 その後、世界観を一新したウルトラシリーズが続き、ウルトラ戦士という呼び名が一般化され、ウルトラ兄弟という設定は過去の名称となりました。それが、昭和ウルトラシリーズの世界観を引き継いだ『ウルトラマンメビウス』の登場で一変します。

 本作品では「ウルトラ兄弟」の名前が頻繁に使われるようになり、ふたたびテレビ作品でウルトラ兄弟の活躍が見られるようになりました。

 そして、あやふやだったレオとアストラ、放送当時はウルトラ兄弟を目指していたという設定だった80も、ウルトラ兄弟だったことを明示されます。さらに最終回でメビウス、オリジナルビデオでヒカリがウルトラ兄弟となって、今は正式なウルトラ兄弟は11人となりました。

 今のウルトラマンたちはニュージェネレーションと呼ばれていますが、やはり「ウルトラ兄弟」という昭和チックな呼び方が、ウルトラマンにはよく似合うと思いませんか?

(加々美利治)

【画像】ウルトラ6兄弟、舞台でも共演! もちろん「新マン」も登場(5枚)

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