マグミクス | manga * anime * game

歴代仮面ライダーで賛否が分かれたデザイン…「カッコいい」の価値観は平成で変化?

今の子供にとって、むしろ「バッタ」は斬新?

平成仮面ライダー第20作『仮面ライダージオウ』は、頭部にさまざまな「文字」が盛り込まれた (C)2018 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
平成仮面ライダー第20作『仮面ライダージオウ』は、頭部にさまざまな「文字」が盛り込まれた (C)2018 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 そして2018年にも「目」が話題になったデザインが登場。平成最後の作品として放送された『仮面ライダージオウ』のモチーフは時計です。仮面のデザインも時計の“針”で触覚を表し、額には「カメン」という文字、目は複眼の代わりに「ライダー」という文字で再現されました。さらにサブライダーの目も、平仮名で「らいだー」の文字が。斬新すぎるデザインに、ネット上では「字王」という愛称までつけられます。

 昆虫の複眼デザインから大きくかけ離れ、賛否両論を巻き起こした「目」のデザインは、ここ最近のトレンドかと思いきや、すでに2002年にこうした革命が起きていました。同年放送の『仮面ライダー龍騎』は、西洋の騎士がモチーフとなり、メッシュの鉄仮面の奥に複眼が覗いているデザインです。「平成1期」シリーズで育った筆者にとっては、なんの抵抗もなく、初めから“カッコいい”と思っていました。

 しかし、昭和ライダー世代の話では、当時これが“とんでもデザイン”だったと聞き、軽く衝撃を受けました。個性的すぎる平成二期のライダーたちも、メインターゲットの子供たちにとっては「インパクト強すぎ!」などということはなく、むしろスタンダードでしょう。仮面ライダー50年の歴史を見たときに「バッタのデザインって斬新すぎでしょ」なんてこともあるのかもしれません。

 令和のライダーも、『仮面ライダーゼロワン』で“シンプル”に原点回帰したかと思いきや、現在放送中の『仮面ライダーセイバー』はなかなかに個性的な仕上がりです。また、2009年放送の『仮面ライダーディケイド』で登場したライダーの最強フォームが「遺影フォーム」と呼ばれたように、物語の途中で賛否が分かれるデザインが登場する可能性もあるため、やはり今後も目が離せません。

(椎名治仁)

【画像】物議をかもした、歴代平成ライダーのデザインと「遺影フォーム」(7枚)

画像ギャラリー

1 2