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歴代仮面ライダーで賛否が分かれたデザイン…「カッコいい」の価値観は平成で変化?

今年2021年で放送50周年を迎えた『仮面ライダー』シリーズ。歴史を重ねるごとにユニークさを増すデザインが毎年話題となっていますが、そのなかにも「カッコいい派」と「ダサい派」で賛否両論の仮面ライダーが幾度も登場しています。彼らの歴史を振り返ると、“カッコいい”の価値観の変化も感じ取ることができます。

個性が爆発した、平成二期ライダー

「眼力」でファンの度肝を抜いた『仮面ライダーエグゼイド』のデザイン。全身のカラーリングもインパクト大 (C)2016 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
「眼力」でファンの度肝を抜いた『仮面ライダーエグゼイド』のデザイン。全身のカラーリングもインパクト大 (C)2016 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 仮面ライダーといえば、バッタをモチーフにしたデザインが有名です。生みの親・石ノ森章太郎氏が本当に描きたかったのはドクロモチーフのキャラクターでしたが、子供受けが悪いとの理由でボツになり、同じような雰囲気を持たせることができるバッタが選ばれたという裏事情があります。

 石森プロの公式サイトでは、「パンチが欲しい」ためバッタが選ばれたと書かれていますが、近年の仮面ライダーシリーズではパンチがありすぎて、ファンの間で賛否が分かれるデザインが多くあります。

 仮面ライダーシリーズ放送50年の歴史のなかで、デザインが特異なライダーは度々登場していましたが、顕著になったのは2009年放送『仮面ライダーW(ダブル)』から2018年放送『仮面ライダージオウ』の、「平成二期」シリーズです。それ以前は、各ライダーに虫以外のコンセプトが採用されながらも、デザインは時代に合わせた正統進化と言えるような、万人受けする印象でした。

「平成二期」シリーズの始まり『仮面ライダーW』では、先行してシルエットだけが公開されると、その仮面ライダー然としたシンプルなスタイルから好評でしたが、その後、色つきの全身を見たファンたちは、体の左右で色が違う姿に度肝を抜かれました。

 さらに、続いて放送された『仮面ライダーフォーゼ』では頭部が大きな話題に。宇宙がテーマのため、頭はロケットをイメージさせる尖ったデザインとなっており、SNS上では“イカ頭”や“座薬”と揶揄されてしまいました。しかし、はじめはダサイ派だった視聴者でも回を重ねるごとに見慣れてしまい、最終的にカッコイイ派に転向する人も多かった印象です。そして『フォーゼ』のおかげで、その後に奇抜なライダーが登場しても抵抗なく見られる……という効果もあったようです。

 そして『フォーゼ』から5年後…再び物議を醸したのが『仮面ライダーエグゼイド』です。フォーゼは「頭」が賛否の焦点でしたが、エグゼイドは「目」で勝負してきました。

 仮面ライダーといえば、虫のような「複眼」が通例でしたが、エグゼイドはゴーグルの中にしっかりと「瞳」が描かれ、まるでゲームキャラのようなデザインに。派手でポップなカラーリングや三頭身スタイルの「レベル1」フォームなど、常識を打ち破る同作には「大きなお友達を切り捨てたのか」といった声まで……。

 仮面ライダーらしくないユニークなデザインを結局カッコいいとするのかは、個人差が大きいところですが、シリアスなストーリーが作品人気を引っ張り、『仮面ライダーエグゼイド』を評価する声は非常に多く聞こえます。

【画像】物議をかもした、歴代平成ライダーのデザインと「遺影フォーム」(7枚)

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