『鬼滅の刃』竈門炭治郎のレアな“毒舌”シーン 意外と手厳しい!
『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎といえば「素直」「純粋」「優しい」という言葉がピッタリな人物ですが、たまに強烈な毒舌を放つなど意外な一面も見せてくれます。そんな炭治郎のレアシーンを選びました。
鬼への心ない感想がポロリ

優しい心を持ち、常に努力を忘れない真っ直ぐな男。まさに少年マンガの主人公にピッタリな人物といえる『鬼滅の刃』の竈門炭治郎。その純粋さは、師匠である鱗滝左近次から「鬼を前にしても優しさの匂いが消えない」「鬼にすら同情心を持っている」と心配されるほどでした。しかし、そんな炭治郎でもときどき、かなり毒舌な一面をのぞかせています。炭治郎の「ちょっと手厳しい」と思わせるレアシーンを集めました。
●戦っている相手の鬼に「気持ち悪い」
まずは、鬼である朱紗丸(すさまる)と矢琶羽(やはば)との戦いでのこと。朱紗丸の武器である超高速で飛ぶ鞠を、矢琶羽が矢印の力で変幻自在に操作することで、軌道が読めずに苦戦する炭治郎。なんとか活路を見いだそうと相手の攻撃を分析するのですが、そのとき視界に入ったのは矢琶羽の手のひらにある目玉。矢琶羽にとっては能力の要である大事な武器なのですが、これを見た炭治郎は「ちょっと申し訳ないけど手の目玉気持ち悪いな!!」とかなり毒のある感想を思い浮かべます。口には出していないものの、これを矢琶羽が聞いたら鬼でもけっこう傷つくだろうなと思わせるシーンでした。
●禰豆子による鬼への強烈な一撃に「でも相手は鬼だから…」
続いて、時をさかのぼり、お堂の鬼との戦いでのこと。妹の竈門禰豆子を背負って狭霧山を目指していた炭治郎は、途中、とあるお堂を訪れます。しかし、そこにいたのは口の周りを血で真っ赤に染めた鬼。鬼は炭治郎を人間と確認するやいなや襲いかかります。抵抗するもすぐにマウントポジションを取られ、首を折られそうになる炭治郎。絶体絶命のピンチです。しかしここで禰豆子が、鬼の首をサッカーボールキック。鬼の首は胴体から切り離されポーンと飛んでいきます。妹のなかなか無慈悲な攻撃に「こっ!! 殺してしまった!!」と戸惑う炭治郎。しかしその後すぐ「いや でも相手は鬼だから…!!」と強引に肯定します。この言葉の意味が「鬼だからまだ死んではいないだろう」なのか「鬼だから殺しても仕方ない」なのか、その真意は微妙なのですが、いずれにせよ鬼に対しては基本的に冷たさを感じさせる炭治郎でした。
善逸に容赦ない炭治郎
基本的に心優しい炭治郎ですが、同期の我妻善逸に対しては全集中の毒舌を発揮します。
●真顔で「気持ち悪い笑い方」
まずは、鬼殺隊最終選別のあと、初めて善逸と再会したときのこと。このとき善逸は、道で出会った女性に強引にプロポーズをして困らせていました。早速善逸に注意する炭治郎。すると炭治郎の隊服を見た善逸は「お前は最終選別の時の…」と反応します。しかし、これに炭治郎は「お前みたいな奴は知人に存在しない」「知らん!!」と一刀両断。さらには善逸のことを哀れむような蔑んだ表情で見ます。これには善逸も「やめろーっ!! 何でそんな別の生き物見るような目で俺を見てんだ」とショックを受けていました。
また別の場面では、蜘蛛の鬼との戦いで喉を痛めた同期・嘴平伊之助のことを「落ち込んでんのかすごい丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな ウィッヒヒッ」と笑う善逸に対して「なんで急にそんな気持ち悪い笑い方するんだ? どうした?」と真顔で聞いて、これまた大きなショックを与えていました。
●年長者に対して厳しい一面も
炭治郎は年長者に対しても毒舌な一面があります。まずは炭治郎の日輪刀を作った刀鍛冶である鋼鐵塚蛍に対して。炭治郎の手に渡った日輪刀が黒くなったのに対し鋼鐵塚さんは「俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにクソーッ」と怒るのですが、これに炭治郎は「落ち着いてください何歳ですか」と反撃。37歳で子供のように怒る鋼鐵塚さんも大人げないですが、そこですかさず年齢をイジる炭治郎もなかなかの手厳しさを感じさせます。
また炎柱・煉獄杏寿郎の死を父・槇寿郎に伝えたときのこと。杏寿郎を「愚かな息子だ」と罵るほどすさんでいた槇寿郎は、炭治郎に対しても、日の呼吸の使い手だからと調子に乗るなとからんで来ます。これに対し炭治郎は「乗れるわけないだろうが!! 今俺が自分の弱さにどれだけ打ちのめされてると思ってんだ」「この糞爺!!」と反撃。いくら槇寿郎の態度がひどいとはいえ、初対面の相手に「糞爺」というなかなかの火の玉ストレートを投げ込む炭治郎でした。
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記
(吉原あさお)