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ウルトラマンと二人三脚で戦う防衛隊のナイスアシスト 彼らがいなければ負けていた?

ウルトラシリーズで怪獣を倒すのはウルトラマン……そんなイメージが一般的ですが、実は地球の平和を守っているのは「科学特捜隊」などの防衛チームです。彼らは、ウルトラマンと協力して怪獣に立ち向かい、数々の成果をあげています。今回は「防衛隊」からウルトラマンへのナイスアシストエピソードを紹介します。

科学力でウルトラマンをサポート

『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊が駆使するウルトラホーク1号。画像は「フジミ模型 1/72 特撮シリーズ No.4 ウルトラホーク1号 プラモデル 特撮4」(フジミ模型)
『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊が駆使するウルトラホーク1号。画像は「フジミ模型 1/72 特撮シリーズ No.4 ウルトラホーク1号 プラモデル 特撮4」(フジミ模型)

 ウルトラシリーズ作品では、地球を守る防衛隊の存在が欠かせません。怪獣や宇宙人の脅威から人類を守ることを使命とする組織で、ウルトラマンである主人公がその正体を隠し所属しているのが定番です。

 あまり作品を見たことがない人からすれば、怪獣と対峙してもそれほど成果を挙げられず、ウルトラマンがやってくるまでの時間稼ぎ、いわば「かませ犬」的な役割と思われがちです。しかし、実際はウルトラマンとは二人三脚で敵と戦っており、防衛隊なしでは勝利を収められなかった例がいくつもあります。シリーズ開始から55年の歴史のなかでも、印象的な活躍を振り返ります。

 まず、1966年放送『ウルトラマン』に登場したのが科学特捜隊です。ヘルメットとオレンジのスーツ風制服を着用しており、今でも防衛隊といえば科学特捜隊といえるほど象徴的なチームです。パリに本部がある国際組織で、日本支部には主に5人の隊員が登場します。ゼットンを倒したペンシル爆弾など、並外れた科学力でウルトラマンをサポートする存在です。

 そんな科学特捜隊が印象的な活躍を見せたのが、第37話「小さな英雄」です。必死に何かを伝えようとするピグモンの「怪獣語」を解読するため、イデ隊員が翻訳機を開発します。多忙な業務に追われ疲労困憊のイデ隊員が、「怪獣語の翻訳」という難題に尽力する姿は胸を打たれます。
 
 そのおかげで、怪獣酋長・ジェロニモがこれまでに倒した怪獣60匹以上を蘇らせ、ウルトラマンと科学特捜隊に復讐を企んでいることが判明。その野望を未然に防ぐことができました。

 翌1967年放送の『ウルトラセブン』でも、ウルトラ警備隊が大活躍しています。ウルトラ警備隊は地球防衛軍極東基地に属し、侵略を企む宇宙人から地球を守ることを主な任務としています。前作よりパワーアップしたメカが登場するのも『ウルトラセブン』の魅力です。分離・合体が可能なウルトラホーク1号をはじめ、地底戦車マグマライザー、海洋潜航艇ハイドランジャーや、シリーズでも屈指の人気を誇る車両・ポインターたちがさまざまな怪事件の捜査をサポートしています。

 ウルトラ警備隊の代表的な活躍例は第39話「セブン暗殺計画(前篇)」、第40話「セブン暗殺計画(後篇)」でのガッツ星人との戦いです。優れた知能と分身・テレポート能力を駆使してモロボシ・ダン=ウルトラセブンをさんざん翻弄したあげく十字架にかけ、「セブンの処刑」を人類に通告した強敵でした。

 瀕死のセブンを復活させるため、ウルトラ警備隊は活動に必要なマグネリウムエネルギーをいくどもの実験を経て生成。復活したセブンのアイスラッガーによって、ガッツ星人は宇宙船ごと一刀両断され敗北します。まるで最終回のような緊迫感に包まれるこのエピソードでは、ウルトラ警備隊なしでセブンの勝利はありえませんでした。

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