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『ミステリ』だけじゃない!田村由美先生の名作4選 サバイバルSFの金字塔も

2022年1月から放送が始まったドラマ『ミステリと言う勿れ』。ドラマはクライマックスを迎え、大変な話題ですが、その原作者である田村由美先生は今までも数々の名作を生み出しています。今回は重厚感のある人間関係と作り込まれたストーリーが秀逸な、思わず読みたくなる田村先生の過去作品をご紹介します。

田村由美先生といえば!欠かせない作品群

田村由美先生の代表作『7SEEDS』第1巻(小学館)
田村由美先生の代表作『7SEEDS』第1巻(小学館)

 ドラマ『ミステリと言う勿れ』の原作者である田村由美先生は、これまでも数々の名作マンガを手がけてきました。田村先生の作品はハイ・ファンタジーや設定が凝った作品が多かったのですが、『ミステリと言う勿れ』は現代的でとっつきやすく、かつ先生の感性と雰囲気、ストーリー性などが見事にマッチした名作と言えるでしょう。

 2022年3月28日(月)にいよいよ最終回を迎えるドラマ版は、オリジナルの要素も取り入れつつ原作の良さとキャストの名演技が上手く噛み合った作品になっています。

 今回は他にもおススメしたい、田村由美先生のその他のおすすめ作品をご紹介します。

●田村先生過去作品最長の超大作!『7SEEDS』

 田村由美先生を語る上でこれはまず外せないと思うのが、『7SEEDS』です。先生の過去作品のなかでも一番の長期連載であり、2001年から2017年までの連載で、全36巻で完結を迎えました。

 引っ込み思案で引きこもりがちな女子高校生・岩清水ナツが主人公。ある時、いつも通りに眠ったはずの彼女は、目が覚めると荒れた大地に放り出されていたのです。過酷な環境のその場所は、何百年も先の未来で、隕石が衝突し人類が滅亡した後の世界だったことが判明します。

 ナツは、7人1チームで健康状態や病歴など事細かに調べた子供たちを選び、コールドスリープで未来に送る国家の極秘プロジェクト「7SEEDSプロジェクト」に選ばれていたのです。チームは季節ごとに4つ選ばれ、優良な人間だけでは破綻するかもしれないと作られたのが、ナツが選ばれた夏のBチームでした。そんな頼りない主人公が徐々にたくましく成長していく姿も、見どころのひとつです。

 構成が練りに練られた大作で、子供たちが人間関係で衝突するサスペンスに、隕石衝突の前にシェルターに逃げ込むことができた人びとの話や、さらに政府の思惑までストーリーに絡み、最後まで目が離せません。

●色にちなんだ会話劇コメディ『イロメン−十人十色−』

 こちらは全4巻で完結の短い作品で、気軽に読めて軽いテンポのコメディマンガです。十色商事という会社に勤める青木と緑川は、「色」を意識して生きる男。そこに「赤木」と「桃栗」と「枯枝」(響きがカレーなので黄色扱い)がやってきて、彼らのにぎやかでカラフルな日常が描かれます。

 何かと色に固執する彼らの世界は、モノクロで描かれているのにどこか色づいて見える鮮やかさがあります。会話劇中心で、田村先生の独特のセリフ回しが存分に楽しめる作品です。

『ミステリと言う勿れ』田村先生のおすすめ過去作品(5枚)

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