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カッコいい時の我妻善逸は本当に「眠って」いるのか? 背景にトラウマ体験も…

ストレスのなかで、困難に立ち向かえる「別人格」が誕生?

アニメ『鬼滅の刃』でもたびたび描かれ、臆病な善逸を端的に表現している絶叫シーン (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
アニメ『鬼滅の刃』でもたびたび描かれ、臆病な善逸を端的に表現している絶叫シーン (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 現実でも、善逸のような「別人のような振る舞いをし、記憶の連続性がない」人はいます。いわゆる「多重人格(解離性同一性障害)」です。

 この症状をもつ人は、複数の人格が交代で現われます。自己作用感、意志作用感が不連続となり、感情、行動、意識、記憶といった、人格の一貫性が保てないという症状があります。「幼少期の大きなストレスやトラウマを原因として、ひとりの人に、本来のその人とは違った複数の人格が代わる代わる現れる」障害とされています。

 捨て子で苦労し、女性に裏切られ、鬼殺隊で命を脅かされてネガティブになった善逸が「ストレスのなかで、困難に立ち向かえる別人格を無意識に創り出した」ということです。でもその人格は「誰かの役に立ちたいという願い」で生まれたため、本質的には善良な善逸の美質と同じものを持っているのではないでしょうか。

 また現実世界でも、傭兵のなかには「どんなに疲れても、風で草が鳴るだけで目が覚める」「眠っていたのが1分でも、ぐっすり眠った感覚がある」人がいるようです。

 マンガ作中の描写ではありますが「眠っている善逸」のような人物が実在するなら、多重人格で寝てはいない。寝ているように見える時は「一瞬だけ寝て、回復している」と考えると、すんなり理解できるように感じるのです。

【画像】多重人格だから魅力的? 我妻善逸の表情いろいろ(6枚)

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