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新『うる星やつら』放送で感じた、さみしさの正体とは? 待望の「ラムちゃん」との再会に衝撃

「若い娘さん」になったラムちゃん

放送決定でファンを沸かせた『うる星やつら』ビジュアル (C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
放送決定でファンを沸かせた『うる星やつら』ビジュアル (C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 旧作の放送期間は1981年から1986年。約5年の間に全195回(全218話)に スペシャル1回が放送されましたが、一度も欠かさず見ていました。特に印象に残っているのはあたるの母が主人公の第101話「みじめ!愛とさすらいの母!?」で、普段とは全く違う異様な雰囲気だった作品だったことをよく覚えています。後に押井守氏が本格的に演出をした回だと知った時は驚かされました。天才の仕事は子供の心にも強く残るものなのです。

『うる星やつら』が終わったとき、それは悲しかったことをよく覚えています。5年もの間、毎週のように会えていたラムちゃんにもう会えないのですから。『うる星やつら』が終わる直前に『Dr.スランプ アラレちゃん』も終わっていたこともあり、寂しさもひとしおでした。

 あれから40年以上が経ち、新作が作られることを知った時の、またラムちゃんに会えるという驚きと喜びはかなりものでした。

 そうして放送を待ちわびていた筆者が1話を見て目に映ったのは、とても若いラムちゃんでした。そう、歳月はラムちゃんを近所のお姉ちゃんから、近所の娘さんへと変えていたのです。ラムちゃんは歳を取りませんが生身の人間は歳を取ります。お姉ちゃんが娘さんに見えるようになるほどの時間が経っていたことをいざ実感すると、かなりの衝撃がありました。地元の街中を歩いているときに、同級生にすごく似ている若い方に出くわして一瞬過去へと引き戻されるような感覚に襲われ「あ、たぶんあいつの子供だな」と気付いたときに似た感覚でしょうか。

 先日は『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』が無事に大団円を迎えるなど、近年はリメイク作品が非常に増えています。もちろん筆者も楽しませてもらっていますが、新たなラムちゃんを見たときのような、奇妙な衝撃を受けたことはありません。それだけ、かつての筆者にとってラムちゃんは大事な存在だったのでしょう。

たぶん、小学生の時の筆者は、ラムちゃんのことが好きだったんですね。この歳になって、初めて気付いたよ……。

(早川清一朗)

【画像】昭和も令和も飛び回る!ラムちゃんの姿(5枚)

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