新『うる星やつら』放送で感じた、さみしさの正体とは? 待望の「ラムちゃん」との再会に衝撃
絶賛放送中の『うる星やつら(2022版)』ですが、1981年から放送された旧作を見ていた筆者は、新作を見て大きな衝撃を受けました。1986年以来となるラムちゃんとの再会を果たした筆者が感じたこととは、いったい何だったのでしょうか?
「近所のお姉ちゃん」だった昭和のラムちゃん

絶賛放送中の『うる星やつら(2022版)』を楽しんでいる方は多いでしょう。筆者も毎週楽しく視聴していますが、オープニングでラムちゃんが踊っているカットが特にお気に入りです。おそらくは旧作のエンディングをオマージュしたと思われますが、やはりラムちゃんは踊る姿がよく似合います。
ただ、見ていてひとつ、寂しさを感じるポイントもありました。それはラムちゃんが年下の女の子になっていた、という当たり前の事実です。
『うる星やつら』が最初にアニメ化されたのは1981年。実に41年も前になります。当時、10代半ばより上の年齢だった方々がラムちゃんにドハマりし、今でも心の中にそれぞれのラムちゃんを住まわせており、再アニメ化の際にはSNSで大変な盛り上がりを見せていました。現役のクリエイターのなかにもラムちゃんをこよなく愛する方々は多く、ラムちゃんの描き方についてこと細かく説明しているある漫画家を見たときは、「ああ、こんなに長く愛せるキャラクターに出会えたのがうらやましい」と思ったものです。
しかし、当時小学生低学年だった筆者にとって、『うる星やつら』は絶対の愛情を捧げた存在だったかというと少し違いました。まだ愛が分からない年齢だったのです。
筆者の心の中の『うる星やつら』はフジテレビで『Dr.スランプ アラレちゃん』が終わった後に始まる、ものすごく楽しいアニメ。そしてラムちゃんは毎週会えるお姉ちゃんのような感覚だったのです。
なぜそう感じていたのかと言えば、『うる星やつら』の風景が当時の街並みをそのまま再現していたことが大きいでしょう。普段見ている街並みと似たような世界で空を飛び、あたると仲良くケンカしているラムちゃんは、憧れの女性というよりも毎週水曜日に1回会える、近所のお姉ちゃんという存在だったのです。
もちろん最大の強敵は、プロ野球中継だったことは言うまでもありません。2022年版の3話放送時間が野球中継を原因にずれたときには「そこまで再現せんでも!」と思わず叫んでしまいました。当時を知る方であれば、気持ちは分かってもらえるのではないでしょうか。



