『北斗の拳』南斗六聖拳に見る「不公平さ」とは?「良いヤツほどエグッ」
「星」に殉じた死を遂げる?

同じ南斗六聖拳でありながら、悪に染まったユダやサウザーは穏やかな死を迎え、ケンシロウに味方したレイやシュウは無残な死を遂げています。
そのあまりにも無慈悲な展開に、ネット上では「誰よりも人のために生きた男が、こんな死に方をするとは衝撃」「やってきたことに対して、ユダの最期は美しすぎる」「レイの死に方はあまりにも残酷……」といった声があり、死に様の不公平さを感じている人は少なくないようです。
なぜ「良い人」が悲惨な目に遭い、「悪人」が穏やかな死を迎えたのでしょうか。悪に染まったふたりの最期からは、人は本来悪ではなく、乱世であるがゆえに過ちを犯してしまったことを演出した、とも考えられます。
一方、レイやシュウの死が悲惨に描かれたのは、悲惨な死に様を描写することで、どれだけ人のために生きたとしても報われないことがあるという、乱世の厳しさや恐ろしさを伝えたかったのかもしれません。
2023年で『北斗の拳』は連載開始から40周年を迎えましたが、いまだにいろんなことを考えさせてくれる、紛れもない名作と言えるでしょう。
(LUIS FIELD)



