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格闘ゲー前夜 百花繚乱の80年代後半に当時の小中学生がハマったゲーセンのゲーム5選

「必殺シュート」練習しまくったよね……

『熱血高校ドッジボール部』も収録された、Switch『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』(アークシステムワークス)
『熱血高校ドッジボール部』も収録された、Switch『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』(アークシステムワークス)

『熱血高校ドッジボール部』

 1987年にテクノスジャパンからリリースされた『熱血高校ドッジボール部』は、世界の強豪とドッジボールで対戦し世界一を目指すゲームです。実際のドッジボールのルールとは異なり、ボールを当てられたキャラの体力が0になったら退場していくという格闘ゲームのようなシステムでした。

 当時の子どもたちを熱中させた要素としては、「必殺シュート」の存在が大きかったのかもしれません。ダッシュした歩数および特定のタイミングでジャンプすることにより、キャラごとに強力なシュートを放つことができ、試合を優位に進められたのです。

 しかしこの必殺シュートは意外とタイミングが難しく、当時の子どもたちのあいだで何回も試行錯誤が重ねられたことでしょう。「花園高校のなりたかは最強! 1歩で必殺シュート打てるし、外野からも打てる」といったネット上の書き込みが見られるように、やり込んだなかでの発見があったのも同作品の魅力でした。ファミコンにも移植され、「友達との対戦が熱い絶対負けたくなかった」との感想も見られるように、友達同士で対戦し盛り上がった人も多かったことでしょう。

『ファイナルファイト』

 個性的なキャラクターが魅力だった『ファイナルファイト』は、1989年にカプコンからリリースされ、のちにスーパーファミコンに移植されて大ヒットしました。さらわれてしまった市長の娘を助け出すために、敵と戦いステージをクリアしていく横スクロールアクションゲームです。プレイヤーキャラは、攻撃スピードや攻撃力の違う3人から選択でき、それぞれ異なる戦い方を楽しむことができました。ボタンを連打すれば敵を倒すことができるので、一見では簡単そうに思えるゲームでしたが当時のアーケードゲームで当然そんなことはなく、立ち回りを考えて進めないと攻略できないという絶妙な難易度が、やり込み要素にもなったようです。

 ボーナスステージは、時間内に自動車をフルボッコにし、その破壊度合いによりポイントがもらえるというもので、「誰が悪者かわからなくなってしまう」と罪悪感を覚えるプレイヤーもいたようです。

 敵も印象に残るキャラクターばかりで、ネット上を眺めると「ザコ敵にも魅力満載なのがファイナルファイト」といった声も少なくありません。各ステージのボスにいたっては、デザインやその動きが特徴的なキャラばかりで、かつ一筋縄で倒せるものではなく(初見殺しともいいます)、友達やほかの人のプレイを参考になんとか倒したという人もいたことでしょう。当時は、特に新しいゲームがリリースされると、上手い人の周りにはけっこうな人だかりができたものでした。

* * *

 80年代後半のアーケードゲームは、やがて訪れる格闘ゲームブームの前夜であり、前述したようにまさに百花繚乱という様でした。ここまで挙げてきたもののほかにも、当時の子どもたちを熱中させたものはまだまだ存在することでしょう。

『アーケードアーカイブス バブルボブル』:
(C)TAITO CORPORATION 1986 ALL RIGHTS RESERVED.
Arcade Archives Series Produced by HAMSTER Co.

(LUIS FIELD)

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