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【金ロー】『ルパン三世』のルーツ? いま観ても斬新な、3本の元ネタ実写映画

スリリングな展開は巨匠監督のカルト作から

映画『殺人狂時代』DVD(東宝)
映画『殺人狂時代』DVD(東宝)

 個性的なキャラクターたちに加え、二転三転するストーリー展開が『ルパン三世』の面白さですが、岡本喜八監督のアクションコメディ映画『殺人狂時代』(1967年)も大きな影響を与えたと言われています。主人公を演じた仲代達矢のとぼけたキャラクターぶり、二枚目というよりは三枚目に近い設定は、ルパン三世に通じるものを感じさせます。

 カルト映画としての人気を誇る『殺人狂時代』は、こんな物語です。冴えない大学講師の桔梗信治(仲代達矢)の前に、殺し屋が次々と現れます。傘の柄に刃物を仕込んだ老人、催眠術遣い、眼帯をした婦人と、すご腕の殺し屋たちが襲いかかるのですが、桔梗はひょうひょうと攻撃をかわし、逆に殺し屋たちを撃退していくのでした。

 ラスボスは秘密結社「大日本人口調節審議会」の主宰者・溝呂木(天本英世)です。溝呂木が経営する精神病院で、桔梗は一騎討ちを挑みます。このとき、溝呂木は「スペイン式決闘」と称して、お互いの左手をハンカチで縛り、右手に持ったナイフで決着をつけようとするのでした。なぜ、平凡な大学講師の桔梗は命を狙われているのか、意外な真相も明かされることになります。

 興行的には失敗に終わってしまった『殺人狂時代』は、早すぎた映画だったようです。殺人美学にこだわる溝呂木役の天本英世は、このときの怪演を評価され、のちに特撮ドラマ『仮面ライダー』(1971~1973年)で悪の組織「ショッカー」の幹部・死神博士を演じることになりました。

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