マグミクス | manga * anime * game

アニメ『放課後さいころ倶楽部』ボードゲームと少女たちが教えてくれる「大切なこと」

ボードゲームのデザインが「つながり」を生むことも

エミーがお気に入りのゲーム、『ケルト(Keltis)』。『放課後さいころ倶楽部』第8話より
エミーがお気に入りのゲーム、『ケルト(Keltis)』。『放課後さいころ倶楽部』第8話より

 アニメでフィーチャーされたのは、ケルト紋様です。ボードやカードに描かれた幾何学模様のことで、紀元前にヨーロッパで繁栄したケルト文明に由来しています。今のアイルランドはケルト人が作ったといわれており、エミーが身につけているペンダントはアイルランド人のママからもらったケルトのお守りだといいます。「お祈りすると願いが叶う力がありますネ」

 それだけ思い入れがあり、これまで負けたことがないというエミーに、ミドリは勝ちます。
 
エミー「負けました。信じられない、ケルトで、エミーが……!」
ミドリ「ちょっ、エミー?」
エミー「すごいです、エミーに勝ったのミドリ初めてですネ」
ミキ(負けたのに、喜んでる!)

 そこでケルト紋様のペンダントが大写しになります。「ママの言ったこと本当でした。私のお願い、ちゃんと叶いました!」

 エミーは、前にすれ違った彼女たちと、もう一度会えますようにとお願いしていたのです。見れば見るほど不思議なケルト紋様が4人をつないでくれたというわけですが、ボードゲームはメカニクスだけでなく、コンポーネント(ボードやカード)のデザインも重要な要素であることが分かるエピソードです。ドイツ年間ゲーム大賞は、こうした見栄えも重視して選ばれています。

 第10話ではアヤが、久しぶりに帰国したのにクリスマスパーティーの約束を忘れたパパに怒って家を出ていってしまいます。ボードゲームショップで再会したアヤたちに、店長が「ここはゲームショップだ」と強制的に遊ばせたのが『ブロックス』。明らかにボードゲームを遊ぶ雰囲気ではありません。果たしてうまくいくのでしょうか?

 この『ブロックス』も、大賞こそ逃しましたがドイツ年間ゲーム大賞の候補になっています(2002年)。もともとはフランスのボードゲームですが、日本でもトイザらスなどで扱われており、知っている人も多いのではないでしょうか。カラフルなピースが並んでいくさまが美しいだけでなく、運の要素がなく研究するほどに奥の深いゲームです。

【画像】『放課後さいころ倶楽部』心と心が触れ合う、ボードゲームのシーン(11枚)

画像ギャラリー

1 2 3