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アニメ『放課後さいころ倶楽部』ボードゲームと少女たちが教えてくれる「大切なこと」

ゲームを通じて、お互いを受け入れた瞬間

ゲームを通じて、アヤ(右)とパパは心を通わせる。『放課後さいころ倶楽部』第10話より
ゲームを通じて、アヤ(右)とパパは心を通わせる。『放課後さいころ倶楽部』第10話より

 ゲームが始まるとアヤは「パパの陣地なんかに入りたくない!」「何でこっち来るの、イヤって言ったでしょ!」とパパにつらく当たります。他のふたりもおろおろするばかりで、ちっとも面白くなさそうです。
 
 しかしゲームが進むにつれて次第に打ち解け、もう1回プレイすることに。2回目は、ふたりとも全部のピースを置くことができて勝利を収めました。

店長「ブロックスは、相手の侵入を阻止するよりも許容することで自分のピースを置くことができる。あの親子がお互いを受け入れたってことだろ」
ミドリ「もしかして店長、それを伝えたくてブロックスを?」
店長「ハハ、何いってんだ。俺がそんなにおめでたいやつだと思うか? ケンカするならとことんやりあえばいいと思っただけだ」

 店長カッコよすぎ!

『放課後さいころ倶楽部』第10話に登場した、『ブロックス』
『放課後さいころ倶楽部』第10話に登場した、『ブロックス』

 実際のところ、『ブロックス』の勝ち方は相手のピースを意地悪く塞いでその先に置けないようにするのではなく、ピースを揃えて置き、お互いその先に進めるようにすることです。そのような互恵関係をできるだけ多くの人と結べた人が、たくさんのピースを置くことができます。

 それはゲームに限った話ではありません。アヤはパパだけでなく、ミキやミドリやエミリーを助けたり助けられたりして、楽しい高校生活を送っています。人生全般に活かせるような大切な教えを導き出せるのも、ボードゲームの魅力なのです。

(小野卓也)

※アニメ『放課後さいころ倶楽部』は、毎週水曜日26:11よりABCテレビで、毎週木曜日24:30よりTOKYO MXで放送中。dアニメストア、Amazonプライム・ビデオ、GYAO!などでも配信されています。

(C)中道裕大・小学館/放課後さいころ倶楽部製作委員会

●小野卓也(おの・たくや)
1973年生まれ。山形県の曹洞宗洞松寺33代住職を務める傍ら、国内最大のボードゲーム情報サイト「Table Games in the World」を運営している。

【画像】『放課後さいころ倶楽部』心と心が触れ合う、ボードゲームのシーン(11枚)

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