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そろそろケリつけようぜ どちらが強い「アムロ VS カミーユ」 ただし「拳」で

初期「ガンダム」シリーズの主人公、アムロとカミーユが「拳」でやりあった場合、どちらが強いのかを考察します。その観点から改めて物語を振り返ると、ふたり共に、これまでの印象とはずいぶん異なるものが見えるかもしれません。

殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!

家族の死に取り乱すフラウへ、アムロは優しく往復ビンタ。「G.M.G. 機動戦士ガンダム 地球連邦軍 07 アムロ・レイ&フラウ・ボゥ」(メガハウス)  (C)創通・サンライズ
家族の死に取り乱すフラウへ、アムロは優しく往復ビンタ。「G.M.G. 機動戦士ガンダム 地球連邦軍 07 アムロ・レイ&フラウ・ボゥ」(メガハウス)  (C)創通・サンライズ

 アニメ「ガンダム」シリーズで、最強主人公の座を争うであろう「アムロ」と「カミーユ」がモビルスーツで戦うとしたらどちらが勝つのか……というのは、これまでにあちらこちらで語り尽くされてきたお題でしょう。やり合う場所は宇宙か地上か、モビルスーツは何に乗るのか等々、想像は尽きず楽しいものです。

 では、互いに生身の「拳」ならばどうでしょうか。

●メカいじり好きの陰キャじゃないのかよ……アムロの身体能力がえぐい

『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイは初登場時、部屋にこもってメカいじりをする少年で、いかにもインドア派という雰囲気でした。

 さらに「ブライト・ノア」に殴られた際、「親父にもぶたれたことないのに」とお気持ち表明をし、彼の周りで暴力沙汰がなかったことをうかがわせます。

 しかし、アムロは戦争に巻き込まれていくうちに、モビルスーツの操縦技術とあわせ、フィジカルも鍛えられていきました。

「ホワイトベース」が地球に降りた際には、故郷で傍若無人にふるまう連邦軍兵士に殴りかかる姿まで見せます。相手に加勢があり返り討ちにあうものの、訓練を受けた兵士に殴り合いを挑む度胸は見上げたものです。

 また物語最終盤、「ア・バオア・クー」の攻防にてアムロは、「シャア・アズナブル」に誘い込まれた先の要塞内で彼に生身の白兵戦を挑みます。ふたりはガバガバエイムの銃撃戦後にフェンシングの一騎打ちとなり、シャアは「体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ」と言い放ったそばから、額にひと突きを受けました。

 シャアもアムロの肩にひと突きしましたが、「ヘルメットがなければ即死だった」と、暗に敗北を認めています。

●『機動戦士Zガンダム』以降のアムロは、タフすぎて逆にひく……

 そのシャアとの決闘から約7年後を描く続編『機動戦士Zガンダム』に登場したアムロは当初、ニュータイプということで危険視され幽閉状態に追い込まれていました。そのような境遇から、さぞ体もなまっているかと思いきや、とんでもないフィジカルの成長を見せます。

 ホンコンシティの「ルオ商会」でトラブルに巻き込まれたアムロは、用心棒の大男からみぞおちと顔面にパンチを受け、吹っ飛ばされました。ところがアムロはこれに戦意を失うどころか、用心棒に馬乗りになってボコスカと拳を喰らわせます。

 その後、ティターンズに拉致されたアムロは、後ろ手に縛られながらも海に飛び込み、そのまま泳いで逃亡するという、常人では考えられないタフネスぶりをも見せました。

 そして映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、サイド1のコロニー「ロンデニオン」にてシャアと邂逅し、取っ組み合いへと発展します。大草原でもみ合いになり、最後はアムロがシャアを巴投げで投げ飛ばすという荒業を決めました。地球上と同じ重力下か否かは定かでないものの、映像で確認する限り、飛距離も相当なものです。

「ファーストガンダム」で、「ハヤト」と「リュウ」が柔道をしているシーンがあるので、憶測ですがアムロもハヤトに柔道を習っていた可能性はあります。

【士官学校出てます】肉体言語は不得手なの? 各時代のシャアのガタイを見比べる

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