『鬼滅の刃 無限城編』三部作はあと「4年」かかる? 過去の三部作映画から推測
「無限列車編」のように映画として制作されることが決まった『鬼滅の刃 無限城編』は、3作目までどれくらいの時間がかかるのでしょうか。待つ時間も楽しみのひとつですが、過去の例から三部作映画完結までの期間を推測してみます。
はやく次のエピソードが見たい!

『鬼滅の刃 柱稽古編』が最終回を迎えてから、およそ1か月が経ちました。三部作での公開に喜ぶ一方で、どのくらい時間がかかるのだろう、と不安を感じるファンも多いことでしょう。今回は、過去に公開された三部作映画をもとに劇場版『鬼滅の刃 無限城編』」の上映ペースを推測します。
●『機動戦士ガンダム』三部作の場合
アニメの三部作映画といえば、ロボットアニメの金字塔として名高い『機動戦士ガンダム』を外せません。その原型ともいえるTVアニメ『機動戦士ガンダム』の最終回は1980年1月26日に放送されました。
放送終了後に人気が盛り上がり、放送終了した1980年の10月2日「日刊スポーツ」で映画制作決定との報道がなされます。記念すべき劇場版『機動戦士ガンダム』の第1作目が公開されたのは、それから5か月後の1981年3月14日のことでした。
そして第2作目『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』は1981年7月11日、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』は1982年3月13日に公開されました。
こうしてみると4か月に1本程度のペースでアニメの映画は制作可能かと思われますが、「ガンダム」は例外と考えるべきでしょう。もともとTVアニメとして放送されていたため、再構成された映画としての一面があり、すべてが新作カットではないからです。
●『fate/stay night [heaven’s feel]』三部作の場合
完全新作カットだけで作られたアニメ映画としては『fate/stay night [heaven’s feel]』三部作があります。本作は『鬼滅の刃』のTVアニメや映画を制作するアニメスタジオ「ufotable(ユーフォーテーブル)」の作品のため「無限城編」の参考になりそうです。
まず『fate/stay night [heaven’s feel]』第1章「I.presage flower」は2017年10月14日に公開されました。続く第2章「II.lost butterfly」は1年3か月後の2019年1月12日に公開、第3章「III.spring song」は1年半ぶりの2020年8月15日に公開されています。
こうしてみるとクライマックスが近づくにつれて制作スパンが長くなっている様子がうかがえます。1作目の制作期間を除けば、三部作が完結するのに約3年間といったところでしょうか。ハイクオリティかつ上映時間がどれも2時間を超えていることもあって、映画を1本制作するのに1年半ほどかかるのも納得です。