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覚えてる? 柔道マンガ『YAWARA!』の結末 アニメ版とは「恋の行方」が違っていた

パリで開催中のオリンピックでは、日本の柔道選手たちも連日熱い戦いを繰り広げています。柔道マンガの代表作として知られる『YAWARA!』は、アニメ版とは違った展開が描かれていました。

女子柔道ブームの火付け役となった作品

世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作、『YAWARA! 完全版』1巻(小学館)
世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作、『YAWARA! 完全版』1巻(小学館)

 2024年7月27日から、パリ五輪における柔道の競技が連日行われ、日本人選手たちの活躍に注目が集まっています。オリンピックのたびに思い出されるのが、女子柔道ブームの火付け役となったスポーツマンガ『YAWARA!』です。

『20世紀少年』や『MASTERキートン』など、数々の名作を手がけてきた浦沢直樹先生が描いた『YAWARA!』は、1986年から1993年まで「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載されました。

 祖父に英才教育を受け、並外れた柔道の才能を持つ女の子「猪熊柔(いのくまやわら)」が、オリンピックや世界選手権で世界の強豪と戦うストーリーです。迫力ある試合シーンだけでなく、「普通の女の子になりたい」という柔の葛藤や恋模様も見どころのひとつで、ラブコメ要素も盛り込まれています。

 累計発行部数は3000万部を超える大ヒット作ですが、この『YAWARA!』の結末がどのようなものだったか、覚えていますでしょうか? 実は同作は、マンガとアニメそれぞれで異なる結末が描かれていました。

 原作では、バルセロナ五輪で「48キロ級」と「無差別級」の2階級を制覇した柔に、国民栄誉賞が贈られることが決定します。一方、密かに柔に恋焦がれていた新聞記者の「松田耕作」は、アメリカへの赴任が決定してしまうのでした。

 アメリカ行き直前まで柔に会うことをあきらめていた松田でしたが、国民栄誉賞の受賞会場へ乗り込み、彼女と一緒に空港へ向かいます。そしてついに、ふたりは告白して両想いになり、松田はアメリカへと旅立ちます。遠距離恋愛になるものの、ふたりがようやく結ばれるというハッピーエンドでした。

【画像】「まじで全部面白い」 これが浦沢直樹先生による名作マンガです(5枚)

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