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コロナの影響で公開延期の新作ドラえもん 感動の第1作『のび太の恐竜』を振り返る

子供だけでなく、幅広い世代から愛されている劇場アニメ「ドラえもん」シリーズ。2018年に公開されたオリジナル作『ドラえもん のび太の宝島』は観客動員400万人を初めて突破するなど、近年ますます盛り上がりを見せています。劇場版の原点となったシリーズ第1作『ドラえもん のび太の恐竜』の魅力を振り返ります。

『のび太の恐竜』は大人も魅了するSFファンタジー

2020年公開予定『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
2020年公開予定『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

 世界中で愛されている人気コミック&TVアニメ『ドラえもん』。劇場映画シリーズ40年、40作目となるメモリアル作品『ドラえもん のび太の新恐竜』は2020年3月6日から全国公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響のため公開延期となっています。新しい公開日が決定次第、『のび太の新恐竜』公式Webサイトで告知されるそうですが、今回は待ち切れないファン向けに藤子・F・ 不二雄先生の長編マンガを原作にした『ドラえもん のび太の恐竜』を振り返りたいと思います。

 劇場映画シリーズの第1作となった『のび太の恐竜』は1980年3月に公開され、興収15.5億円のスマッシュヒットを記録しました。以降、劇場版『ドラえもん』を家族や友達と一緒に観に行くことが、子供たちの定番のお楽しみとなっていきます。映画館デビューは『ドラえもん』だった、という思い出の持ち主は多いのではないでしょうか。

 原作者である藤子・F・不二雄先生にとっても、自作の長編アニメ化は長年の夢でした。劇場公開に先行して「月刊コロコロコミック」に連載された原作マンガ「大長編ドラえもん」の第1作『のび太の恐竜』も、大変な力が入っていました。恐竜、冒険、仲間との友情……、と男の子が大好きなものがてんこ盛り状態。子どもだけでなく、大人も魅了する上質のSFファンタジーでした。

TVシリーズとは異なるのび太の大人な一面

 普段はドラえもんに依存しきっているのび太ですが、劇場版ののび太はひと味違います。スネ夫から恐竜の化石を自慢げに見せられたのび太は、ついつい「恐竜丸ごとの化石を見せてやる」とジャイアンやしずかちゃんもいる前で見栄を張ってしまいます。自分から言い出したことなので、のび太はドラえもんに頼らずに独力で恐竜の化石を見つけようとします。

 努力の甲斐あって、のび太は恐竜の化石を発見。しかも、この化石は恐竜の卵でした。のび太はドラえもんの「タイムふろしき」を使って、恐竜の卵を蘇らせます。のび太が布団の中で温め続けると、卵から首長竜の赤ちゃんが誕生します。のび太は「ピー助」と名付け、ありったけの愛情を注ぐのでした。

 ソーセージやお刺身を食べ、ピー助はグングンと大きくなります。でも、部屋のなかで恐竜を飼うことはできません。ピー助の将来を案じたのび太とドラえもんは、タイムマシンに乗って恐竜たちが生きていた時代へ帰すことにします。自分のことに関してはまるで努力することができないのび太ですが、まだ幼いピー助のために親代わりとなって体を張ることになります。TVシリーズとは異なる、のび太のたくましい一面に触れることができるのも劇場版ならではの魅力です。

【画像】初めて観た映画『ドラえもん』は?(5枚)

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