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知ってた? 「ウルトラの母」の本名と”ツインテール”の意外な正体

ウルトラ戦士のなかでも異彩を放つ「ウルトラの母」はいったい何者? あのツインテールの意外な正体とは。

「ウルトラの母」の本名知ってる?

「ウルトラの母」は、ツインテール風の頭部デザインが特徴的。画像は「RAH リアルアクションヒーローズ ウルトラの母 1/6スケール 塗装済み可動フィギュア」(メディコム・トイ) (C)円谷プロ
「ウルトラの母」は、ツインテール風の頭部デザインが特徴的。画像は「RAH リアルアクションヒーローズ ウルトラの母 1/6スケール 塗装済み可動フィギュア」(メディコム・トイ) (C)円谷プロ

「ウルトラマンシリーズ」に登場してきた数多くのウルトラ戦士のなかでも、「初めての女性ウルトラマン」として異彩を放っているのが、「ウルトラの母」です。このウルトラの母はいったい何者で、特徴的なあの「ツインテール」の正体は何なのでしょうか。

 ウルトラの母が登場したのは、「ウルトラマンシリーズ」第6作『ウルトラマンタロウ』です。『帰ってきたウルトラマン』当時、学年誌主導で「ウルトラ兄弟」の設定が生まれたのを皮切りに、次回作『ウルトラマンA』において明確にその設定が反映されました。『A』の第27話「奇跡!ウルトラの父」でウルトラの父の登場を経て、本作でその存在が明かされたウルトラの母は、ウルトラマンが「ファミリー」として結実した、その象徴的な存在だといえます。

 作中でも、ウルトラの母の存在は、大々的にアピールされており、第1話の初登場時ではシルエットでの登場に留め、学年誌においても「すがたはまだ分からない」と伏せ、視聴者の期待をあおり、第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」において本格的に登場するに至りました。

 キャラクターとしては、ウルトラ族を中心とする女性陣で構成された救護部隊「銀十字軍」の隊長職にあり、負傷したウルトラ戦士を瞬く間に治癒する「マザー光線」を駆使して医療活動に従事する一方、平時は光の国の病院「ウルトラクリニック78」の責任者を務めていると設定されています。

 劇中、『ウルトラマンタロウ』の「第19話ウルトラの母 愛の奇跡!」では、タロウがバードンに敗れた際に、光の国に移送して蘇生させる活躍を見せたほか、第25話「燃えろ! ウルトラ6兄弟」では、「ウルトラ大戦争」当時のウルトラの父との出会いがイラストで紹介され、そのバックボーンが掘り下げられました。

 近年では、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』において両者の過去が映像化され、この際に「ウルトラウーマンマリー」の個人名が設定されたことでも話題となりました。とはいえ、ウルトラウーマンマリーの名称に統一されたわけではなく、商品名では「ウルトラの母(ウルトラウーマンマリー)」と表記されるなど、現在でも「ウルトラの母」の通称は、多くのファンに親しまれています。

 また、『タロウ』以後、『ザ☆ウルトラマン』のアミア、『ウルトラマン80』のユリアン、『ウルトラマンUSA』のウルトラウーマンベス、『ウルトラマンR/B(ルーブ)』のウルトラウーマングリージョなど、いわゆる「女性ウルトラマン」も多数登場しています。しかし、そうした性差に対しての線引きも全て、ウルトラの母の登場に端を発します。

【画像】ツインテールが可愛い? 「ウルトラの母」のデザインを見る(5枚)

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