『ドラクエ5』全42種類の「仲間モンスター」 わかれる派閥、最強はどいつだ!?
『ドラクエ5』で採用された「モンスターを仲間にできる」というシステムは、多くのプレイヤーを熱中させました。仲間になりにくい強力なモンスターを得るために、相当な時間をかけたこともあるでしょう。かといって仲間になりやすいモンスターが使えないわけではありません。実戦において重宝したのは、どのモンスターだったのでしょうか。
仲間モンスターといえば、やっぱり「ピエール」?
1992年に「スーパーファミコン」専用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、ドラクエ5)といえば、「親子3代にわたる壮大な物語」や「結婚相手を選ぶ」などの特徴があるタイトルでした。もちろん、「ドラクエ」シリーズで定番のレベル上げ、レアなドロップアイテムの収集などにいそしんだプレイヤーも少なくないでしょう。また、『ドラクエ5』を語るうえで外せないのは、本作で初めて採用された、倒したモンスターを仲間にできるという新システムです。
仲間にしたいモンスターを最後に倒し、そのモンスターが「なかまになりたそうにこちらをみている」と反応すれば、パーティーに加えることができます。仲間にできるモンスターが42種類もいたことから、プレイヤーによって、人間キャラも合わせて好みの編制を組めるのがポイントです。
例えば、仲間モンスターのなかでも最強と呼び声が高いのは、「ピエール」という名でおなじみの「スライムナイト」です。序盤から仲間にできるうえに、回復呪文の「ホイミ」や「ベホイミ」も早々に覚えるため、攻撃兼回復役として重宝した人も少なくないはすです。
またモンスターによってレベルの最高値が決められており、スライムナイトは「99」まで上げることが可能です。地道にレベルを上げて強力な武器を装備させれば、優秀な戦士として役立ちます。ラストまでパーティーに加えていたプレイヤーからは、「中盤までピエールのイオラが便利だし、しかもベホマも覚えるから超優秀」「ほかのモンスターと比べても仲間になりやすいし、序盤から育てられるから効率的にも良い」「2体引き連れてた」などの声があがっていました。
能力や汎用性で選ぶほかにも、「初代『ドラクエ』から登場しているモンスターだから親近感がある」という理由で、「ゴーレム」を使っていたファンも多いようです。もちろん、頑丈で大きな体の通り、攻撃力と守備力に優れているため、戦力としても十分な存在です。ゴーレムと遭遇するまでに仲間になるほかのモンスターと比較すれば、圧倒的な火力を持つため、仲間にしてすぐ、即戦力として大活躍することもあったでしょう。
パワー系であることから、次ターンの攻撃力が格段にアップする「ちからため」「きあいため」などの特技を習得するうえ、自身のHPを回復させる「めいそう」も覚えてくれます。立派な壁役となって、さらに回復も自身で対応できるため、1体いるだけでも頼もしい存在といえる仲間モンスターでした。