ウルトラマンは炎を吐いて怪獣を倒す予定だった? ヒーローらしくない「初期設定」の真相
「スペシウム光線」誕生にまつわる裏話
![「S.H.フィギュアーツ ウルトラマン [BEST SELECTION] 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS) (C)円谷プロ](https://magmix.jp/wp-content/uploads/2024/08/240826-ultraskill-02-214x300.jpg)
「スペシウム光線」が登場したのは、第2話(撮影順でいえば最初)の「侵略者を撃て」、バルタン星人登場回の台本が書かれたときです。
台本準備稿では、手を十字に組んで炎が発射されるという設定でした。これが第2稿となった時、初めて手から発射されるのが炎から光波熱線(光線)へと変わったのです。つまり「ウルトラマンは当初、炎を吐いて怪獣を倒す予定だった」とのウワサは企画の変遷を凝縮した表現といえるでしょう。
なお、初めて光線が登場する第2話の台本を担当したのは飯島敏宏監督(脚本名義:千束北男)です。バルタン星人の生みの親として知られる飯島監督ですが、スペシウム光線の生みの親でもあったのでした。そしてそれはつまり広く知られた「ウルトラマン」のイメージ生み出したといっても過言ではありません。
さて、ウルトラマンは手から水流を出すこともできるのですから、炎を吐くウルトラマンもまた見たかったような気もします。もちろん、気がするだけです。
※参考書籍:『ウルトラマン99の謎: 懐かしのヒーロー』(二見書房)
(片野)

