【声優・山本彩乃のゲーム日和(2)】『第五人格』最初に動かす「探偵」の謎が深すぎる
ゲーム大好き声優・山本彩乃さんが熱中し、みんなにおすすめしたいゲームについて熱く語ります。対戦の面白さと奥深い世界観で多くのプレイヤーを魅了している、『Identity V 第五人格』、個性豊かなキャラクターについて考察していくのは同作の大きな醍醐味です。
『identity Ⅴ第五人格』の醍醐味、キャラ考察をしてみた!
みなさまこんにちは~。突然ですが、もう衣替えは終わりましたか? 私はまだ、冬に着ていたダウンコートをクリーニングに出せないでいます。
さて、前回「チュートリアルを終わらせておいていただければ……」とお願いした『Identity Ⅴ 第五人格』、遊んでみていただけましたでしょうか?
画像からも伝わると思いますが、キャラクターの見た目はもちろん、世界観や色彩も素敵ですよねぇ。ゲーム対戦も楽しいしっ! そんななかで、同作はストーリーが凄いんだよってお話をしたのですが、どこのことを言っていたか分かりましたかね?
実は、各キャラクターの「背景推理」というところに、それぞれの過去が書かれていて、チュートリアル後に使えるようになる初期キャラである、医師のエイミー、弁護士のフレディ、泥棒のピアソン、そして庭師のエマちゃんは、実はあるキャラを通して過去に全員つながっているんです!
どういうことなのか気になるでしょ? でもまずは、みなさんがチュートリアルを終わらせている前提で、本作の主人公(?)と思われる探偵オルフェウスについて考察していきましょう!
ゲームの冒頭、探偵オルフェウスは「娘を探してほしい」という依頼を受けて、最後に娘さんが目撃されたという荘園に行きました。推察能力に長けているオルフェウスは荘園で行われていた事件に気づき、荘園での調査を続けます……。
敏腕探偵に見えるオルフェウスですが、実は10年ほど前に大きな火災に巻き込まれていて、大したケガはしなかったものの、それ以前の記憶を全て失ってしまっています。
その時、医師から「あなたは以前、有名な推理小説家だった」ということを聞かされますが、自分が書いたはずの小説を読んでも違和感を感じ、執筆してみようとしてみても何も書けないため、小説家を辞めて探偵になりました。誰も助けてくれないことに苦しみ、お酒に溺れていましたね。
オルフェウスは自分の意識がない間、身体に傷を負うことがあり、意識がなくなる時間も日に日に長くなり……廊下で会ったカップルの隣人さんが、オルフェウスを見て恐怖の表情に変わり、オルフェウスは自分のなかにある「もうひとつの人格」に気づくことになります。