横山光輝『三国志』物語を終わらせた男に「理解できる」「正しい選択」の声が?
横山光輝『三国志』の最終回は、劉備の息子である劉禅が降伏して蜀が滅んだあとも、悠々自適に暮らす劉禅の暗愚なさまが描かれて幕を閉じます。ただ、このときの劉禅の振る舞いには別の理由があったのでは? という意見が複数あがっています。
劉備や孔明らが守った国をあっさり売った男だが…?

マグミクスは先日、《劉備も孔明も退場…横山光輝『三国志』の最終回に登場した「とんでもない男」とは?》という記事を配信しました。三国志マンガのベストセラーである横山光輝『三国志』の結末を振り返る内容に、460件以上のコメントが集まり、大きな反響となりました。
蜀を建国した劉備や、その蜀を守ってきた張飛、諸葛亮(孔明)らがこの世を去ったあと、劉備の息子である劉禅は魏に降伏して生きながらえ、魏の家臣に「蜀が恋しいと思いませぬかな」と聞かれても「ここは楽しい。蜀が恋しいとは思いませぬ」と答えます。全60巻(希望コミックス版)の横山『三国志』の最後に脱力感を与えたこの人物について、意外にも多くの読者が理解を示していました。
もし、魏の家臣に「蜀が恋しい」などと言ってしまうと、劉禅本人はもちろん、彼とともに投稿した家臣たちにも警戒の目が向けられる、あるいは命を落とす危険もあったかもしれません。読者からは、「劉禅の置かれた立場を考えれば処世術としては正しい」「粛清を逃れるためには劉禅の言動が完全に正しい」など、魏に降伏した劉禅が暗愚な人物として描かれているのは、立場上そう振る舞う必要があったのではないか、という意見が多くあがっています。
横山『三国志』は「親が買ってあげたくなるマンガ」?
460件もの読者コメントのなかには、横山『三国志』に夢中になった思い出を語る声も少なくありません。子供の頃のお小遣いでコツコツと買い足していった人、学校の図書館などで夢中になり、繰り返し読んだ人などに加えて、「少しずつ買っていったら、父親が全巻そろえてくれた」「母親が全巻買ってくれた」などの声も多くありました。
横山『三国志』には故事成語のもとになった話や、人間の本質について考えさせるエピソードも多く、読んでためになると考える人が多いのかもしれません。なかには、子供が興味を持ち始めたので「全巻セットで買ってあげた」と、次の世代に買い与える人もいるようです。
(マグミクス編集部)


