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ドラマ『HERO』久利生と雨宮は結婚しなかった!? 視聴者戸惑う衝撃の「その後」

ドラマ『HERO』の魅力は、型破りな検察官「久利生公平」の活躍だけにとどまりません。検察事務官「雨宮舞子」との関係もファンにとっては見どころのひとつで、劇場版第1作のラストシーンには多くの人が胸をときめかせたことでしょう。しかし2014年放送の続編ドラマで描かれたのは、そんなふたりの幸せそうな姿ではありませんでした。

映画では「キス」までしたのにどうして?

画像は、劇場版第2弾『HERO DVD スタンダード・エディション 2015』(東宝) (C)2015 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
画像は、劇場版第2弾『HERO DVD スタンダード・エディション 2015』(東宝) (C)2015 フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社

 2001年に放送された木村拓哉さん主演のドラマ『HERO』といえば、スーツを着ない型破りな検察官「久利生公平」が、独自の勘と頭脳で真実を追い求めていくヒット作です。東京地検の城西支部で出会った個性豊かな仲間たちと巻き起こす群像劇も魅力ですが、松たか子さん演じる検察事務官「雨宮舞子」との関係も大きな見どころでした。

 それだけに2014年放送の続編ドラマで明かされた「ふたりのその後」は、多くの視聴者が衝撃を受けたのではないでしょうか?

 そもそも雨宮にとって、久利生の第一印象は決して良いものではありません。城西支部にやって来る検察官が相当なやり手というウワサを耳にした雨宮は、自ら進んで担当事務官を志願します。ところが実際に現れた久利生は、ジーンズにダウンジャケットというラフな格好で、最終学歴も中卒という型破りな人物でした。

 早々に志願を取り下げようとするものの、さまざまな事件を通じて久利生の捜査姿勢に触れていくうちに、彼を検事として尊敬するようになります。やがて男性として意識するようにもなり、最終回では、石垣島に異動となった久利生のもとを雨宮が訪ね、ふたりが再会を果たすラストシーンが描かれました。

 とはいえ最後までふたりが明確に結ばれる描写はなく、関係はあくまで曖昧なままで幕を下ろします。だからこそ2007年に公開された劇場版第1作のラストで、ふたりのキスシーンが描かれた際には、多くのファンが驚きとともに歓喜したはずです。

 ところが2014年放送の続編ドラマで明かされたのは、ふたりの結婚ではなく、まさかの「破局」でした。第1シリーズにも登場した検察事務官「遠藤賢司(演:八嶋智人)」と「末次隆之(演:小日向文世)」が語るところによると、ふたりは確かに交際していたものの、久利生は転勤、雨宮も城西支部を退職し、離れ離れになってしまったそうです。

 続編ドラマのヒロインも雨宮ではなく、新キャラクターの「麻木千佳(演:北川景子)」に代わり、視聴者からは「映画はキスシーンで終わったのにどうして……」などと戸惑いの声が相次ぎました。

 しかし改めて考えてみると、ふたりが破局に至ったのも無理はないかもしれません。例えば第1シリーズのラストで再会を果たしたふたりですが、その後、雨宮は3日間も放置されていたことが劇場版第1作で語られています。ワールドカップも一緒に観られたのは1試合だけで、久利生からの連絡もほとんどなかったそうです。そうした状況では、雨宮が別れを選んだ気持ちも理解できるでしょう。

 また第2シリーズでは、城西支部を辞めた雨宮が司法試験に合格し、検事となったことが明かされました。作中でもたびたび描かれていたように、事件解決を最優先にし、自分や周囲を後回しにしがちな久利生と、検事として新たな道を歩み始めた雨宮にとっては、恋愛が二の次になるのも仕方がなかったように思えます。

 それでもふたりの絆が完全に途切れたわけではありません。2015年に公開された劇場版第2作では北川景子さん演じる麻木から「久利生さんのこと、好きだったんですか?」と質問する場面が描かれ、雨宮は「大好きだった」と答えています。さらにラストでは、プロポーズの返事を保留にしていた恋人に断りの電話をかけ、相手から「他に誰か好きな人が?」と問われた際には「はい」と答えていました。

 こうした描写から、破局後も互いが特別な存在であり続けたことがうかがえます。明確な「結婚」の描写はなくとも、ふたりの心は確かに通じ合っていたのです。それもまた、ひとつの愛の形なのかもしれません。

(ハララ書房)

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ハララ書房

エンタメ記事専門の編集プロダクション。漫画・アニメ・ゲームはもちろん、映画やドラマ、声優にも精通。メイン・サブを問わず、カルチャーの最前線を追いかけていきます。

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