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【シャーマンキング30周年への情熱(11)】盛況の原画展、一方スピンオフ作品は新展開へ

情報密度が高すぎ! 今月の『THE SUPER STAR』

懐かしい『仏ゾーン』第1巻(集英社)の表紙。いよいよ武井先生のデビュー作が「シャーマンキング」の世界観に統合されようとしているのか……?
懐かしい『仏ゾーン』第1巻(集英社)の表紙。いよいよ武井先生のデビュー作が「シャーマンキング」の世界観に統合されようとしているのか……?

 そして、エッジ今月号の『SHAMAN KING THE SUPER STAR』は「ダイ仏ゾーン編」の第2廻です……が! 本作が『SHAMAN KING FLOWERS』の続きであることを明確にして以来、何の前触れもなく、当然ように以前のキャラクターが登場しすぎじゃないですか? そこに当時からの大きな疑問の答えをブッこんで来るというのですから、『FLOWERS』を知らない方にも知っている方にも情報密度の高い内容だったろうと思います。

 しかし、今回を読むだけでもキャラたちの概要が理解できる点は、さすが武井先生です! 皆さん、ここを入り口にして『FLOWERS』に戻るというのも全然アリですよ! なお筆者は王道ながら、路菓(ルカ)と葉羽(ヨハネ)の裏麻倉家ポンコツ姉弟が大好きです。

 ただ着目すべきは『FLOWERS』つながりだけではありません。現在は「ダイ仏ゾーン編」です。最後のコマに登場したのはどう見ても石頭の”彼”ですね。やはりというべきか、「ダイ仏ゾーン編」では『シャーマンキング』に登場したガンダーラの現在を描きつつも、武井先生の連載デビュー作『仏ゾーン』をきちんと統合することに力が注がれるのかもしれません。

 読み切り作品『ITAKOのANNNA』や『デスゼロ』同様、そうなるのは自然な流れと言えます。残念ながら『仏ゾーン』は現在、古本屋を回る以外に入手できないと思いますが、そう遠くない将来に電子書籍などで気軽に読めるようになると嬉しいですね。

 こうしてみると、本作の「スーパースター」とは、歴代シャーマンキングの代理戦争であるF.O.M(フラワー・オブ・メイズ)を戦い抜くスーパースターたちという意味と同時に、その「スター」とは過去作の統合を通じてシャーマンキングの世界に取り込まれた、全武井作品中のスターたちだと考えるのが、ますます自然に思えます。

 何しろ先生はアメコミ好きですからね! 武井アベンジャーズの誕生はもうすぐそこ……と考えると、気持ちがメラアガってくると言うものです!

 最後に……「講談社C-station」というサイトで、シャーマンキングの現在までを総括した記事が公開されています(本記事公開時点)。担当編集者の吉田さんが解説していますが、この方はTwitterでは「編集部Y田」でもお馴染みですね。こちらもご覧になってみてください。

 それでは今回はこの辺で。次回は「シャーマンキング展東京凱旋」のレポートをお送りする予定なのでお楽しみに!

(タシロハヤト)

※「講談社C-station」でのシャーマンキング振り返り記事は[こちら]で公開中です。

※「シャーマンキング展」東京凱旋会場は、2020年9月4日(金)~9月13日(日)、池袋 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールAにて開催予定。チケットは入場日時指定で、前売券はe+(イープラス)で申込可能です。

【画像】来場者の熱い思いを刻む!「シャーマンキング展」青森会場のメッセージコーナー(5枚)

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タシロハヤト

美少女ゲームブランド「âge(アージュ)」の創立メンバーで、長らくシナリオ、演出、監督等を務める。代表作は「君が望む永遠」シリーズ、「マブラヴ」シリーズ。現在はフリーで活動中。『シャーマンキング』の作者、武井宏之氏と旧知の関係である縁から、同作の20周年企画に参加している。
https://twitter.com/tamwoo_k