「ゲーム系まとめサイト」が続々閉鎖… 崩壊は「スクエニの厳格対応」以前から起きていた?
「法的措置」は追い打ち? 三重苦で追い詰められる「まとめサイト」
そもそも、まとめサイトはどうやって成立していたのでしょうか。「情報を必要とする人がいる」というのが表向きの理由ですが、現実問題としては「Google AdSense」(ディスプレイ広告)を中心とした広告収入が得られたからです。
しかし、Googleは検索アルゴリズムの中核部分を大規模に変更する「コアアップデート」を繰り返しており、近年では低品質な記事や内容が薄いコンテンツは検索結果のなかで下位に落とされるという傾向が強まっています。
結果として、コンテンツ業界の最前線にある一次情報を取れず、専門性もあまり持たないサイトは大幅に順位を落とし、収入の減少を招きました。
さらに、人びとの情報入手手段として「ショート動画」が台頭しており、まとめサイトの存在価値は数年前と比較すると低下しています。収入や存在感が落ち続けていく状況で、さらに法的措置まで考慮に入れなければいけないという三重苦のなかで、管理者が「続けていくのは難しい」と判断するのは当然といえます。
特に、今回のスクエニの件で前例ができたため、他の企業も追随する可能性があります。ゲームだけではなくアニメや出版、芸能やスポーツの世界でも、SNSなどでの誹謗中傷は後を絶ちません。長年苦しんでいた企業や個人は次々と行動に移すでしょう。
そうした状況のなかで生き残る情報サイトは、最新の情報や信頼できる情報を直接取りに行ける、もしくは生み出せるサイトということになるでしょう。既存情報の切り取りやコピーだけで構成されたサイトが駆逐されるのは、ある意味健全な方向性を歩んでいると言えるのかもしれません。
(早川清一朗)


