マグミクス | manga * anime * game

『鬼滅の刃』制作会社が買った「歴史的建物」 何に使うのか? 「町おこし」にとどまらない可能性も

制作会社と地方に「生き残り方」を示した?

徳島駅周辺で開催されてきたイベント「マチ★アソビ」に、ufotableは企画当初から関わってきた
徳島駅周辺で開催されてきたイベント「マチ★アソビ」に、ufotableは企画当初から関わってきた

 ufotableは地域振興にも尽力しており、徳島市で開催されるアニメイベント「マチ★アソビ」には当初から企画・プロデュースとして参加。今年2026年も、5月16日(土)、17日(日)に開催が決定し、「旧みずほ銀行徳島支店」の内覧会も予定されており、街を盛り上げるためにすぐさま建物が活用されるようです。会社の規模も拡大しているため、将来的には制作スタジオとして使うのかもしれませんし、他の何らかの用途に回されるかもしれません。それはufotableの今後の発表を待つことになるでしょう。

 いずれにせよ、現在のufotableは地方にとって喉から手が出るほど欲しい「世界に名を馳せた成長産業の雄」であり、有望な「若者の雇用先」であり、「若者が集う場所づくり」ができる稀有な存在です。ある程度ではありますがIP(知的財産権)も確保しており、ヒット作のリターンを受けられる立場です。

 アニメの制作会社は数多くありますが、ヒット作のリターンを受けられず、赤字を出して人知れず消滅する事例は珍しくもありません。そのような状況のなかで、ufotableは制作会社が生き延びるひとつの形を示しました。過疎に悩む地方にとっても、若者を引き付けるアニメ制作会社は重要な就職先でもあり、また多くの人に目を向けてもらえるかもしれない「希望の光」でもあります。地方活性化の切り札としてアニメを活用するのは、現代において、重要な手段となっているのです。

(早川清一朗)

【画像】「えっ素敵」「今後が楽しみ」 これが『鬼滅の刃』制作会社が買った「歴史建築」とその位置です(4枚)

画像ギャラリー

1 2

早川清一朗

アニメライター。40年来のアニメ好き&漫画乱読者で、なんとなく始めたライター生活も気付いたら20年以上が経過。別名義でシナリオライターとしても活動中。趣味は釣りと酒に銭湯巡り。大好物は自分で釣ったハゼの天ぷら。

早川清一朗関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る