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ミンキーモモが『スパロボ』参戦できた理由は? ハマーン様と並んだ姿に衝撃!

『ミンキーモモ』と『戦国魔神ゴーショーグン』

 さて、話を戻します。「ミンキナーサ」とは、『ミンキーモモ』の31話に登場した、「ピンクアロー」、「クィーンピピル」、「シンドジャック」、「キングモッチャー」の4機のマシンが合体して完成する巨大ロボットのことです。

 この話は、平和なホレホレ島に自分と3匹のお供そっくりの石像があると知ったモモたちが、島を訪ねることから始まります。実はこの石像はかつて合身人形を操り島の危機を救ったモモのお母さんたちが、再びホレホレ島が危機に陥ったときのために合身人形を石像として残しておいたものでした。

 モモとお供たちはホレホレ島を乗っとろうとしたスルメッチを倒すためにミンキナーサに合体、普通のロボットアニメのように戦い勝利します。このとき使われていたBGMは一部が1981年に放送された『戦国魔神ゴーショーグン』(以下、ゴーショーグン)のもので、合体シークエンスにも『ゴーショーグン』の影響が見受けられます。

『ミンキーモモ』と『ゴーショーグン』の製作会社は同じ葦プロダクションで、シリーズ構成を両作品とも故・首藤剛志氏が担当しています。さらには『ゴーショーグン』のパイロットのひとりであるレミー・島田とモモの声優は共に小山茉美氏と、パロディネタをやるにはこれ以上はない条件がそろっていました。いま同じことをやろうとすれば、製作委員会や著作権のからみでかなり細かい調整が必要になりますが、そのあたりはまだおおらかな時代だったことも大きいでしょう。

 また、1983年に放送されたTVアニメ『特装騎兵ドルバック』のOVA作品「エンドレス・サマー」にはモモと「ミンキナーサ」、そして「ゴーショーグン」が登場し、共演を果たしています。この作品では大人モモが水着姿で登場し、ビキニの上の部分が外れた状態で仰向けにひっくり返るのですが、謎の光による妨害で大事な部分は見えません。この時代から謎の光は男の夢を壊し続けていたのです。

 2002年に発売された「スーパーロボットマガジン Vol.9」にも「ミンキナーサ」と「ゴ―ショーグン」が共闘する「ミンキーモモ対ゴーショーグン」(著:渡辺和幸)が掲載されており、改めて振り返ってみれば、「ミンキナーサ」はごくわずかですが『スパロボ』へ登場する可能性があったのです。

 しかし「ミンキナーサ」がOKとなれば、日本アニメの歴史の中に膨大な数が存在するゲストキャラ系ロボットの大半が登場可能となったと言えるでしょう。果たして今度はどのようなサプライズで『スパロボ』ファンを驚かせてくれるのか。『スパクロ』運営の方々にさらなる期待をかけさせていただければと思います。

(ライター 早川清一朗)

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