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2020年に元気をくれたアニメ5選。「コロナ禍だから今は会わない!だって…」

“推すこと”の尊さ、逆境に負けない強さを学ぶ

●『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』キービジュアル (C)平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会
アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』キービジュアル (C)平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

「COMICリュウ」で連載中のマンガ(著:平尾アウリ)が原作。岡山県で活動するマイナー地下アイドルグループの人気最下位メンバー・舞菜(まいな)と、彼女の熱狂的なファンの“えりぴよ”を中心とした百合コメディです。

 古参にして唯一の舞菜ヲタであるえりぴよだけに、その気合いの入り方は尋常ではありません。着ている服はいつも高校時代の赤ジャージ、舞菜の内気な性格からくる塩対応にも有頂天になります。

 そんな彼女の一途過ぎる姿勢や「私の人生には推しの一分一秒が必要なんです!!」「推しの為に働くのチョー気持ちいい」といった名言、そして最終回でのひとつの結実は、いま何かを好きな人をきっと後押ししてくれるでしょう。この作品は「FOD公式サイト」「バンダイチャンネル」「ニコニコ動画」などで観ることができます。

●『波よ聞いてくれ』

アニメ『波よ聞いてくれ』キービジュアル (C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局
アニメ『波よ聞いてくれ』キービジュアル (C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局

「月刊アフタヌーン」で連載中の原作マンガ(著:沙村広明)をアニメ化した本作の主人公は、スープカレー店の店員として働く26歳女性の鼓田ミナレ。彼女はひょんなことから深夜ラジオ番組のパーソナリティを務めることになります。

 その間には“予測不可能な無軌道ストーリー”という謳い文句通り、スープカレー店にやってきた謎の美女やオカルト騒動、元カレとの決着など、破天荒なエピソードが続々と展開。ミナレはそれらに勢いよく立ち向かいつつ、素人離れした話芸で担当番組を盛り立てていきます。

 ただしパーソナリティとしての活動への姿勢はあくまで素人に毛が生えた程度のもの。最終回では番組の生放送中に大地震が発生し、戸惑いながらマニュアル通りに地震対応をするミナレに出されたディレクターの指示は「いつまで素人ヅラしてんだお前は」「お前はそんなタマじゃねぇだろ」。奮起した彼女のいつもと変わらない声やトークは、災害に見舞われた多くの人を勇気づけます。

 この経験から培われた彼女の決意は、「自分がやるべき仕事とは何か」を考えさせられるのではないでしょうか。ミナレ役の杉山里穂さんの好演も光ったこの作品は「dアニメストア」「NETFLIX」「Amazon Prime Video」などで観ることができます。

●『あはれ!名作くん』

アニメ『あはれ!名作くん』ビジュアル (C)MSK
アニメ『あはれ!名作くん』ビジュアル (C)MSK

 2016年に放送を開始した人気のショートギャグアニメも今年は第5シーズンへ。これまでと変わらず古今東西の名作をモチーフに、竜宮小学校の濃い面々が怒涛のボケとツッコミを展開しています。

 以前からTV放送されたエピソードの多くがYouTubeで公開されていましたが、新型コロナウイルスの拡大に伴って3月には室内で過ごす時間が増えた子供たちに向けて、非公開となっていた62本のエピソードをすべて再公開。さらに4月にはYouTube限定エピソードとして「オンラインで会おう」を公開します。

 これは今年多くの人が利用することになったビデオチャットツールをいち早くネタにしたもので、本記事タイトルのセリフもこのエピソードからの引用。話のオチはぜひその目でご覧いただきたいですが、厳しい情勢下でも笑いを忘れないで生きようという勇気を与えてくれました。この作品は「YouTube」で観ることができます。

(はるのおと)

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