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ジャンプ作品の“絶対許せない悪役”4人 良心のカケラも感じない悪行の数々

マンガ・アニメ作品で欠かせない存在といえば“悪役”。主人公の仲間になる悪役もいれば、どうしても許すことのできない悪役もたびたび登場します。ファン人気の高いキャラクターを殺してしまったり、残酷すぎる性格だったり……。そんな極悪非道な“悪役”を4人ピックアップして紹介します。

非人道的で、残忍な“ジャンプ史上最狂”クラスのキャラクターたち

「このキャラクターだけは絶対許せない!」
「大好きなキャラクターをよくも…!」

 好きなマンガ・アニメ作品で、目の敵にする悪役キャラが思い浮かぶ読者の方は少なくないと思います。

 この記事では、「週刊少年ジャンプ」掲載作品からどうしても許すことのできない絶対的悪役を4人ピックアップして、ヒールすぎる代表的なシーンとあわせて紹介します。

※『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』『銀魂』『ONE PIECE』に登場するキャラの生死に関わる記載があります。

●『呪術廻戦』真人

著:芥見下々 『呪術廻戦』第15巻(集英社)
著:芥見下々 『呪術廻戦』第15巻(集英社)

 まずは、大ヒット作品『呪術廻戦』に登場する真人(まひと)です。同作のファンの方々は“許せない悪役”として真っ先に名前が挙がるキャラクターではないでしょうか。

 魂の形状を操作する「無為転変」の能力で、意識はそのままに人間の形状を変形・改造させてしまう特級呪霊。主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)の最大の宿敵のひとりであり、虎杖が初めて憎しみや殺意を向けた相手として印象的です。

 現在アニメで放送されているなかで代表的なヒールエピソードといえば、一般人の吉野順平(よしの・じゅんぺい)を残忍にもてあそんだ一件。吉野は学校で凄惨なイジメに遭っていた高校生で、もともと「呪術」や「呪い」とは無縁の人間でしたが、真人と偶然出会い、甘い言葉にだまされて悪質な“呪詛師”(じゅそし)の道へ進むことになります。

 その後、吉野は虎杖とも出会い、好きな映画の話などで意気投合。明るい笑顔を取り戻し始めていましたが、真人が原因の一端として呪霊に母親が殺されてしまいます。絶望する吉野に真人は接近し、母親が殺された原因は、吉野が通う高校の生徒や教師であるとミスリード。吉野はまんまとだまされ、学校を襲撃してしまうのです。

 虎杖が駆けつけ、暴走する吉野を命懸けでなんとか説得し、一件落着かと思いましたが……真人がやってきて「無為転変」の能力で吉野を改造してしまいます。乱暴に改造された吉野は虎杖の目の前で無残な姿で死んでしまうのです。

 虎杖は「ぶっ殺してやる」と激怒していましたが、真人はここから何度も虎杖から殺意を向けられるようなことをやってのけます。そんな極悪非道な悪役を虎杖は祓うことができるのか、今後の展開に注目です。

少女の肉体を分解、原料にして薬を作る“許せない悪役”とは

●『僕のヒーローアカデミア』オーバーホール/治崎廻

オーバーホールが表紙に描かれる『僕のヒーローアカデミア』第14巻(集英社)著:堀越耕平
オーバーホールが表紙に描かれる『僕のヒーローアカデミア』第14巻(集英社)著:堀越耕平

 続いては、ヒーローと敵(ヴィラン)のバトルシーンが人気の『僕のヒーローアカデミア』から。極道「死穢八斎會(しえはっさいかい)の若頭「オーバーホール」の名で知られる絶対的悪役・治崎廻(ちさき・かい)です。

 作品は、世界総人口の8割が「個性」と呼ばれる何らかの特異体質を持つ超人社会。治崎は触れた対象を一瞬で“分解”し“修復”することもできる個性の持ち主。裏社会を支配するため、孤児だった自分を拾ってくれた組長を意識不明の重体にしたうえ、組長の血縁者で強力な個性を持つ少女・壊理(えり)の肉体を分解、原料にして薬を作るなど、とても非人道的なキャラクターです。

 残酷な目に遭っている壊理を救おうと、主人公「デク」や、実力派ヒーロー「サー・ナイトアイ」、デクの先輩「ルミリオン」らが死穢八斎會のアジトに乗り込みます。ヒーロー対死穢八斎會の全面対決となると、ナイトアイは死に直結する重傷を治崎に負わされ、ルミリオンは治崎が作った弾薬のせいで個性を消失させられてしまうのです。

 親同然の組長を重体にし、ふたりの人気ヒーローを「死」と「個性消失」に追い込み、壊理を散々な目に逢わせた治崎。組のために行なった行動とはいえ、許し難いキャラクターでした。

●『銀魂』徳川定々

映画『銀魂 THE FINAL』 (C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
映画『銀魂 THE FINAL』 (C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 アニメ映画『銀魂 THE FINAL』が2021年1月に公開された『銀魂』。憎めない敵キャラが多く登場する同作のなかで、最期まで救いようのないキャラクターだったのが13代目征夷大将軍・徳川定々(とくがわ・さださだ)。ファンの多い人気キャラ“将ちゃん”こと徳川茂茂(とくがわ・しげしげ)の先代で伯父です。

 定々の残酷さや残忍さが特に現れているのが将軍時代。家臣である六転舞蔵(ろってん・まいぞう)が花魁の鈴蘭(すずらん)と恋仲となって駆け落ちを企んでいると知るや、舞蔵の左腕を斬り落とし、再び会えば鈴蘭を殺すと脅していたのです。

 さらに、茂茂の相談役となった後も、主人公・銀時らを城に招き入れた罰として舞蔵に切腹を命じ、それを断ったことで、残った右腕まで切ってしまう定々。将ちゃんと妹・そよに“じいや”と親しまれ、生涯を将軍家に尽くした舞蔵を長年苦しめ続けました。

 そんな定々といえば、攘夷志士らを大量粛正し、銀時の恩師・吉田松陽(よしだ・しょうよう)を捕えて処刑する命令を下した張本人でもあるのです。何からなにまで許せないエピソードが豊富なキャラクターのひとりでした。

●『ONE PIECE』黒ひげ/マーシャル・D・ティーチ

著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第59巻(集英社)
著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第59巻(集英社)

 最後は、『ONE PIECE』に登場する“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチ。「週刊少年ジャンプ」トップクラスの“許せない悪役”のひとりではないでしょうか。

 なんといっても、同作屈指の人気キャラで主人公・ルフィの兄貴分であるエースの死の原因を作りました。エースは「白ひげ海賊団」の2番隊隊長として、「仲間殺し」して“鉄のルール”を破った部下・黒ひげを追いかけますが、直接対決の末に敗北。海軍に捕らえられてしまいます。

 すると、公開処刑が行われることになったエースを奪還するため「白ひげ海賊団」と傘下の海賊vs世界政府が激突する「マリンフォード頂上戦争」が勃発。この戦争中にエースは殺されてしまい、黒ひげを恨んだファンも多かったはず。

 そして突如マリンフォードにやってきた黒ひげは、体に限界が来ていた白ひげまで殺してしまい、白ひげの“グラグラの実”の能力を奪ってしまうのです。自分の目的のためならなんでもしてしまう黒ひげ。そんな“最大の敵”をルフィは倒すことができるのか……今後が楽しみです。

* * *

 以上、「週刊少年ジャンプ」掲載作品の“コイツだけは許せない悪役”を4人紹介しました。『ドラゴンボール』のフリーザや、『HUNTER×HUNTER』のメルエムなど、まだまだ紹介したいキャラクターはたくさん存在します。皆さんの心に残っている“許せない悪役”は誰ですか?

(中島憲太郎)

【画像】敵キャラの姿も『呪術廻戦』ディフォルメシール(8枚)

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