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『鬼滅の刃』鬼殺隊の「元柱」たちの名言 読む者も奮い立たせる強く優しい言葉

元柱としての人格を見せた手紙

●胡蝶カナエ「きっかけさえあれば人の心は花開く」

 元花柱(花の呼吸の柱)にして、歴代の柱のなかでも一番優しい性格をしているのではと思えるのが、蟲柱・胡蝶しのぶの姉で、故人となった胡蝶カナエです。タレ目の優しい顔で、鬼殺隊に入った理由も家族を殺された復讐より「人を、そして鬼も救いたい」という思いからでした。

 そんなカナエは単行本7巻に収録されている番外編、しのぶの継子・栗花落カナヲの回想で初めて本格的に生前の姿が描かれます。

 胡蝶姉妹に拾われるも、幼少期からの虐待の数々で感情を失っていたカナヲ。自分で物事の判断もできない彼女を危なっかしいと心配するしのぶに対し、カナエはそれなら銅貨を投げた裏表で決めたらいいと提案します。そんなに重く考えなくていいとニコニコ顔の彼女は、カナヲに「きっかけさえあれば人の心は花開くから大丈夫」と優しくささやくのでした。

 この言葉通り、カナヲは「蝶屋敷編」での修行後、炭治郎から優しい「きっかけ」をもらい、心のままに生きていくことを決めて成長していきます。

●煉獄槇寿郎「杏寿郎は私などと違い素晴らしい息子だった」

「無限列車編」で上弦の参・猗窩座と戦って死んだ炎柱(炎の呼吸の柱)・煉獄杏寿郎の先代で実の父・煉獄槇寿郎。かつては誇り高き剣士だった彼は、愛する妻を失い、自分の能力の限界も知ったことで自暴自棄になって引退し、酒浸りの毎日を送っていました。杏寿郎の死後、煉獄家にやってきた炭治郎にも悪態をつき殴りかかるなど、第一印象は最悪なキャラでしたが、その後杏寿郎が遺した父を思う言葉を聞いて、心を改めるようになります。

 その後、「遊郭編」の炭治郎の回想で、槇寿郎が炭治郎に謝罪の手紙を送っていたことが明らかになりました。そこには「杏寿郎は私などと違い素晴らしい息子だった。私が教えることを放棄した後でも炎の呼吸の『指南書』を読み込んで鍛錬し柱となった(中略)杏寿郎も千寿郎も立派な子だ」と、ふたりの息子を思う言葉が記されていました。

 この手紙には自分の過去の過ちを冷静に認め、息子たちや炭治郎も素直に称賛する内容が書かれています。ほかのキャラとは違う形ですが、槇寿郎も柱にふさわしい強い心を持っていたことがわかる場面でした。

 そもそも杏寿郎に鬼殺隊をやめるように言ったのも、これ以上家族を死なせたくないからであり、息子と同じく優しい性格の持ち主でもあります。その後、最終決戦で産屋敷家を守る時の槇寿郎は、完全に元柱としての誇りを取り戻しており、読者の胸を打ちます。

 今回はアニメ化されている範囲で、元柱たちのセリフを紹介しましたが、その後の彼らも数々の名言を残しています。百戦錬磨の誇り高き精神が垣間見える名ゼリフに、今後も注目です。

(マグミクス編集部)

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

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