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彼らなしでは成り立たない? ロボットアニメの優れた「整備士」たち

機械の塊であるロボットを動かすには、整備や修理を担当するメカニックが不可欠です。いぶし銀の働きで主人公を支えるだけでなく、時には主人公たちを上回る存在感を発揮して物語を盛り上げたメカニックたちを紹介します。

ガンダム世界で最も有名なメカニックは?

「リック・ディアス」は、アストナージ・メドッソが整備を手掛けたMSのひとつだった。画像は「HGUC 1/144 RMS-099 リックディアス (クワトロ・バジーナカラー) 」(BANDAI SPIRITS)
「リック・ディアス」は、アストナージ・メドッソが整備を手掛けたMSのひとつだった。画像は「HGUC 1/144 RMS-099 リックディアス (クワトロ・バジーナカラー) 」(BANDAI SPIRITS)

 カッコいいロボットやメカが活躍するアニメ作品の世界では、それらを整備するエンジニアたちの存在が欠かせません。今回は、SFロボットアニメの人気作で奮闘が描かれた「整備士」たちを紹介します。

●モビルスーツの恐竜的進化に対応し続けた「アストナージ・メドッソ」

『機動戦士Zガンダム』から『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にかけて登場し、次々と投入される新型機の整備を滞りなく行い続けた名メカニックが、アストナージ・メドッソ曹長です。

 アストナージは一年戦争時に地球連邦軍の戦艦でメカニックを務めており、銃座担当や情報解析、モビルスーツのメンテナンス技術などさまざまな実践的ノウハウを吸収したとされています。『Zガンダム』の時代にはエゥーゴに所属し、アーガマのメインクルーとして、「ほぼすべてが新型機」という、メカニックにとっては悪夢のような状況で奮闘することとなりました。

 この時期にアストナージが整備・補修を行った新型モビルスーツは、量産機としては「リック・ディアス」と「ネモ」が挙げられます。さらにティターンズから奪い取った「ガンダムMK-II」に加え、「百式」「メタス」「Zガンダム」と、ごく少数生産されたモビルスーツ類も担当しています。

 特にメタスとZガンダムは「変形機構」という、現場のメカニックにとってはほぼ目にする機会がない能力を備えており、アストナージのような優秀なメカニックなしでは、稼働は難しかったのではないでしょうか。

 さらに、続編の『機動戦士ZZガンダム』でも引き続きメカニックとして登場し、人手不足の状態でありながら合体変形機構つきの「ZZガンダム」をほぼ完全な状態に整備し続ける偉業を成し遂げています。年少のジュドーたちにとってはいい兄貴分であり、最終決戦ではZZガンダムをフルアーマーに換装し、ビームコーティングを施すなど戦力強化の面でも重要な役割を果たしました。

 そんなアストナージに最期の時が訪れたのが『逆襲のシャア』でした。ラー・カイラムのチーフメカニックとして「リ・ガズィ」や「ν(ニュー)ガンダム」などワンオフ機の整備に辣腕を振るっていたアストナージでしたが、恋人であるケーラ・スゥ中尉が戦死し、「一緒にサラダを食べるんじゃなかったのか……」と慟哭(どうこく)することに。

 さらに損傷したリ・ガズィで無茶な出撃を行なおうとしたチェーン・アギを止めようとして爆風に巻き込まれ、あっけない戦死を遂げました。非情な戦争に人の死はつきもの……とはいえ、あまりにも無意味なアストナージの最期に、唖然とした方も多いのではないでしょうか。

【画像】ロボットアニメの名整備士たちが手掛けたマシンたち(5枚)

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