ある意味「最強」説のあるモブキャラたち 「実はラスボスかも」
映画『ONE PIECE FILM RED』では最強格として活躍するシャンクスによって、意外なモブキャラが漁夫の利を得ています。その名は「56皇殺し」ことヒグマ。今回はそれ以外の作品でも、「実は最強のモブキャラ説」がささやかれているキャラクターを紹介していきましょう。
最強モブキャラは『ONE PIECE』第1話に登場?

決して目立つ役割ではなくても、マンガやアニメに欠かせない愛すべき「モブキャラ」たちは重要な役割です。メインではなくても、限られた登場シーンで強烈なインパクトを残したモブキャラは少なくありません。今回はある意味最強とも噂されるモブキャラを3人紹介します。
まず紹介したいモブキャラは『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)のヒグマです。ヒグマは記念すべき第1話に登場したヒグマ山賊団の頭領であり、シャンクスに対し「56人殺したのさ てめェのように生意気な奴をな」と豪語する粗暴な性格の持ち主でした。彼は800万ベリーの懸賞首であることを見せびらかせて暴れると、ルフィを殴って歯を折りシャンクスからは煙玉を使って逃亡。結果として、近海の主に食べられてしまいました。
よくあるモブキャラの顛末ですが、その後、海賊の世界の「最強」のひとり・四皇に出世したシャンクスの評価上昇に伴って、ヒグマに関していくつかの疑問が浮上します。子供とはいえ、すでに「ゴムゴムの実」の能力者であったルフィの歯を折った実力と、いずれ四皇になる実力の持ち主であったシャンクスから、短い間とはいえ、逃亡できる能力を持ち合わせるヒグマ。一部で、「相当な実力者なのでは」とささやかれています。
ヒグマの実力については、ネット上でもたびたび盛り上がります。「四皇のシャンクスみたいなのを56人殺した? 実は四皇はもともと『60皇』いて、ヒグマが四皇にまで減らしたのでは」など、「56皇殺し」の異名まで付けられるほどです。さらには「『実はラフテルにいる説』を推したい」「海賊と山賊って対極だし、もはやラスボスまである」とまで持ち上げられてしまう始末です。モブキャラ冥利に尽きるでしょうが、ただ読者から馬鹿にされているだけの可能性も……。ヒグマの明日はどっちなのでしょうか。