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クソゲー?名作?「賛否が分かれた」有名ファミコンゲーム4選

あの大人気アクションの続編も、賛否の的に

「毒キノコ」も新登場した『スーパーマリオブラザーズ2』
「毒キノコ」も新登場した『スーパーマリオブラザーズ2』

●名作アクションが、こんなに手ごわくなるなんて……

 ファミコンがブームとなった大きな要因のひとつは、『スーパーマリオブラザーズ』と言われています。操作感・手応え・演出と、ほぼ全ての面が高いレベルでまとまっており、時代の1歩も2歩も先を行く完成度に、多くのゲームファンが驚き、そしてプレイに熱中しました。

 ですが、この名作のシリーズ展開となった次作『スーパーマリオブラザーズ2』は、当時のファミコン少年たちの間で意見が大きく割れ、物議を醸しだします。

『スーパーマリオブラザーズ2』に手を伸ばしたプレイヤーの多くは、前作で味わった楽しさや面白さを求めていました。しかし、一定のプレイヤーはその望みに手が届かず、悔しい想いと共に散る結果を辿(たど)ります。

 というのも『スーパーマリオブラザーズ2』は、前作の高難易度版とも言える内容で、腕に自信があるプレイヤー向けでした。まず、マリオとルイージで操作性にも違いがあり、ルイージは高くジャンプできる反面、制御が難しい上級者向けのキャラに変化。また、ステージ構成や敵の挙動、配置などに変化が加わり、難易度が大幅にアップしました。

 ゲーム自体は難しいものの理不尽ではなく、作品を冷静に分析するならば十分に良作・名作の部類に入ります。しかし、太刀打ちできるほどの腕がない場合、コントローラーを投げ出して愚痴ることしかできません。

 しかも、本作がファミコンの周辺機器「ディスクシステム」向けに登場。本作のためにディスクシステムを用意した少年が、難易度の壁に阻まれて投げ出した場合、思わず「クソゲー…」と言いたくなる気持ちも分からないではありません。

●「死にやすさ」でネタになったが、実は風評被害?

 クソゲーと呼ばれたゲームは数多くありますが、長きにわたってクソゲーという単語と共に語られたのは、『スペランカー』が随一かもしれません。本作を遊んだことがない人からも、「クソゲーって言われてるよね」と囁かれるほどの知名度です。

 本作は、洞窟探検に挑む2Dアクション。危険な場所へと挑む主人公ですが、驚くほどの貧弱さに誰もが驚きました。アクションゲームは作品ごとにルールがあり、どれほど高い場所から落ちてもノーダメージなこともあれば、一定以上の高さから落ちると死亡するゲームもあります。

 この例で言えば『スペランカー』は後者ですが、その線引きがかなり絶妙で、自分の身長ほどの高さから落ちても死亡。それどころか、場所によっては「下り坂に向かってジャンプ」するだけで死んでしまいます。

 また高所から落ちた時、地面にぶつかる以前に死亡判定が出ているので、落下の衝撃ではなく「落ちる!」という恐怖からのショック死なのかもしれません。このほかにも、ちょっとした隙間にも落ちて死にますし、コウモリのフンに当たっても死亡。心身の両面でかなり弱々しさが目立ち、冒険にまるで向いていないのが分かります。

 この死にやすさがネックとなり、かなりのファミコン少年たちがクリアを断念。そして、あまりにインパクトが強い「死にやすさ」がよく話題となり、「クソゲー」という言葉と共に語られることで、知名度が無闇に広まっていきました。

 確かにゲーム内の表現を見ると、主人公の死にやすさはリアル世界に置き換えても心配になるほど。ネタになるの頷けるほどの虚弱体質ぶりです。しかし、一歩下がってゲームのデザインとして見た場合、優れた腕前を求める高難易度なだけで、ゲーム性に不合理な理不尽さはありません。

 繊細な操作を確実に実行し、その集中力を維持し続ける。要求されるハードルが高めなだけで、ゲームバランス自体は「クソゲー」と呼ばれるレベルとは明らかに異なります。風評被害の面も大きいので、再評価されるのを願うばかりです。

* * *

 遊んだゲームにどんな感想を持つかは、プレイした人の自由です。だからこそ、誰かの評価だけを鵜呑みにせず、自分で直接触れてみるのがお勧めです。そこに、意外な出会いが待っているかもしれません。

(臥待)

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