「詐欺では?」 パッケージとゲーム内容が違いすぎる「衝撃ファミコンソフト」3選
「ウソでしょ…」 カセットにでかでかと「RPG」と書いているのに?

最後に触れておきたいのは、デービーソフトがリリースした『頭脳戦艦ガル』です。このゲームが発売されたのは1985年ですが、筆者がこのゲームと初遭遇したのは初代『ドラゴンクエスト』が話題になったあとの1986年のことでした。そのことが、残念な結果を招くことになります。
またもやファミコンソフトを買ってもらえる機会に、おもちゃ屋で目に留まったのが『頭脳戦艦ガル』のパッケージです。宇宙空間に戦闘機が描かれ、「誰がどう見てもシューティングゲーム」というイラストでしたが、そのパッケージにデカデカと「RPG」という文字がありました。
さらに「スクロール・ロールプレイングゲーム」とも書かれており、『ドラクエ』をきっかけにRPGというジャンルに魅せられた筆者は、なぜか興味をそそられてしまったのです。
そして実際遊んでみると、これといったRPG要素は見当たらず、やけに難易度の高い縦スクロールのシューティングゲームでした。しいて言うなら、敵を倒した際に自機がパワーアップするのが唯一のRPG要素と言えなくもありませんが、『ドラクエ』のようなRPGとは完全に別物です。
世間の評判ほど悪くないゲームだと思いましたが、『頭脳戦艦ガル』はシューティングゲーム以外の何ものでもなく、個人的には、これをRPGと見なすのはムリがありました。
RPGというジャンルを知る前に『頭脳戦艦ガル』のパッケージを見ていたら、きっと普通のシューティングゲームだと思ったはずです。その場合、パッケージにあった「RPG」の文字に踊らされることもなかったと思うと、複雑な気持ちになります。
今のようにネットなどで簡単にゲーム情報を得られる時代だったら、パッケージを見てゲーム性を勘違いするような事態にはならなかったはずです。とはいえ、こういう失敗談も、今となっては同世代の間で笑い話として共有できるので、よい経験だったのかもしれません。
(大那イブキ)




