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「怖過ぎて子供号泣」「R指定じゃないの?」 衝撃のトラウマアニメ映画4選

R15指定になった理由も納得のトラウマアニメ映画

●『パーフェクトブルー』(R15指定)

『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』ポスタービジュアル (C)1997MADHOUSE
『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』ポスタービジュアル (C)1997MADHOUSE

 海外でも高い人気を誇るアニメーター、今敏監督による初の長編アニメーション作品『パーフェクトブルー』は、アイドルから女優に転身した主人公・霧越未麻(きりごえ みま)が理想と現実の乖離をきっかけに精神的に追い込まれていくサイコサスペンスです。作中では両眼を抉られた死体などが映るほか、未麻が強姦される役を演じるシーンもあり、国内ではR15指定となっています。

 キャリアの転換点で悩んでいたうえに周囲の人間が次々と殺され、自分しか知り得ない情報が書かれているウェブサイトの存在を知った未麻の精神は徐々に崩壊、幻聴が聞こえたりアイドル時代の自分の幻想が見える描写はアニメーションならではです。

 トラウマになった作品としてあげる人も多い一方、「メンタルえぐられるけど観てほしい」「1997年の作品だけど現代に通づるものがあって面白い」と今も高い支持を得ている作品です。2023年にはリバイバル上映もされました。

●『メイドインアビス 深き魂の黎明』(R15指定)

 キャラクターデザインがかわいらしい反面、残酷なシーンやトラウマ描写が多々登場する『メイドインアビス』は、原作マンガのコミックスや劇場アニメのポスターが「詐欺」とまで称されている作品です。

 2017年に放送されたTVアニメシリーズ第1期の続編として、2020年に公開された劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』は、当初PG12指定だったものの、最終的に公開前にR15+指定を受けることとなりました。

 劇場版には主人公・リコたちと仲が良く、助けてくれたキャラクターであるプルシュカが登場しますが、探窟家の最高位である「白笛」の称号が与えられている父のボンドルドによって、「アビス」を探索するうえで発生する「上昇負荷」を肩代わりするカートリッジとして加工されてしまいます。劇場版ではプルシュカの視点で自身の身体が少しずつ削ぎ落とされ、箱型のケースに詰められる……というおぞましいシーンがより強調されていました。

 さらに劇場版ではカートリッジから流れ出る液体を見たリコが、「プルシュカがこぼれちゃう」と言うシーンがあります。これは脳とわずかな臓器だけになってもリコたちと冒険に出るのを夢見ていたプルシュカが、自らの意思でカートリッジの箱から出ようとしていた描写です。4DXでは観客に水がかかる演出がされており、「人の心がない」「怖過ぎる」とファンを震え上がらせていました。

(田中泉)

【画像】え…っ? ポスターが「もうアウト」「R指定納得」 これがトラウマ級アニメ映画です(7枚)

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