Z世代は現物見たことない、平成アニメで描かれた機器 昭和生まれは「あったよね~」と懐かしい!
「女子高生の三種の神器」呼ばれたツールのひとつ

●ポケットベル(ポケベル)
PHSや携帯電話が普及するまで活躍していたのが、ポケットベル(以下、ポケベル)です。ポケベル誕生前は、固定電話や公衆電話が主な連絡ツールでした。ポケベルが登場すると、ビジネスマンや学生を中心に広まります。
当初、ポケベルは数字しか送信できなかったのですが、やがて文字も送信できるようになりました。また携帯電話とは異なり、メッセージを送るには固定電話や公衆電話が必要でした。そのため、昼休み時間帯になると、公衆電話に行列ができることもありました。
しかし、90年代後半になると小型化や低価格化が進んだ携帯電話が登場して、ポケベルは衰退していきました。その後、つぎつぎと通信会社が撤退していき、2019年に東京テレメッセージ株式会社が撤退して歴史に幕を閉じます。
一大ブームを起こしたポケベルは、さまざまな平成のアニメに登場しました。例えば『金田一少年の事件簿』では主人公の一(はじめ)がヒロインの美雪とポケベルで連絡を取りあったり、『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』では過去にメッセージを送信できる機械から過去のポケベルへ連絡したりという描写があります。
なかでも、『クレヨンしんちゃん』の「父ちゃんの会社へ行くゾ」という話では、当時のサラリーマンが会社からポケベルを支給されていたことがうかがえます。この話では、野原ひろしが家族との外食時に会社から支給されたポケベルが鳴り、会社へ電話をかけるために席を外す姿が描かれていました。ポケベルも、Z世代が現物を見たことがない可能性が高い機器のひとつです。
今では使われなくなったツールは、その多くがPCやスマートフォンへ役割が引き継がれました。数十年後にはそれすら、新しい世代には「見たことがない」機能になるのかもしれません。
(LUIS FIELD)




