ディスクシステムと同時発売『ゼルダの伝説』 子供に立ちはだかった「価格」の壁
友達の家で『ゼルダの伝説』を初プレイ!

『ゼルダの伝説』が発売されてからだいぶ経った頃、友達の家に遊びに行った筆者は、そこで初めてディスクシステムと出会います。友達は『ゼルダの伝説』と『謎の村雨城』を持っていたのですが、ゼルダはプレイ時間が長いからという理由でとりあえず『謎の村雨城』を遊ばせてもらった記憶があります。
それでも無理を言って少し『ゼルダの伝説』をやらせてもらったのですが、攻略本をすみからすみまで読んでいたのでさくさくと進みます。爆弾を使って岩や壁に穴をあけて次々と隠し扉や通路を開き、ロウソクで木に火を放って迷宮の扉を開くなどやりたい放題です。たぶん隣で見守っていた友達は「こいつ、初プレイって嘘だろ」と思っていたのではないでしょうか。
このゲームをプレイしていて最も印象に残ったのがサウンドです。フィールド画面の勇壮な曲、恐ろしさと神秘的なイメージを併せ持つ地下迷宮の曲、アイテムを手に入れた時の「テレレレー」という効果音など、近藤浩治氏の手によるサウンドは今まで聞いていたゲームの音とは、何かが確実に違っていました。
残念ながら友達の家にいつまでもいるわけにはいかないのでプレイは中断せざるを得ませんでしたが、「このゲーム、すごい!」と素直に感激したのを覚えています。
その後しばらくしてからどうにかディスクシステムを手に入れ、真っ先に買ったのは当然『ゼルダの伝説』。自宅でプレイできるのだからもう何も怖くありません。無事に知恵のトライフォースのかけらを集め、ガノンを倒して迷宮の最深部に捕らえられていたゼルダ姫を助け出しゲームクリアとなりました。あまりにもプレイしすぎて母親にディスクシステムを隠されたりしたのも、今となっては懐かしい思い出のひとつです。
約35年が経過しましたが、その間にも『ゼルダの伝説』シリーズは様々なハードで新作が発売され、高い評価を受けてきました。時間を無限に奪われかねない傑作も多く、社会人となってからは思うように遊べませんが、なんとか暇を見つけてプレイしたいと常々考えています。
(早川清一朗)







