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『ゴジラ×メカゴジラ』の『エヴァ』へのオマージュ 度合いは『シン・ゴジラ』以上?

物語はどんどん『エヴァ』っぽく展開していく

『新世紀エヴァンゲリオン』 TV版 プラチナ コンプリート DVD-BOX(キングレコード)
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 千葉にゴジラが現れ、その対抗兵器としてメカゴジラを作るという流れで物語が展開するのですが、そのメカゴジラを生み出す方法がだいぶ『エヴァ』に似ています。というのも、実は過去に倒したゴジラの骨が秘密裏に政府研究施設の地下に保存されており、その骨を骨格に利用してメカゴジラを生み出そうというのです。『エヴァ』において捕獲された最初の「使徒」から人型兵器「エヴァンゲリオン」を作り出したのとほぼ同じ発想です。また作中では「『機龍』を作り出したことでゴジラを呼んでしまったのかもしれない」というような発言もあります。

 実際にゴジラが現れて、「機龍」が戦うことに。「機龍」はゴジラの声に反応し「暴走」します。オペレーターの言うことを聞かず、咆哮を上げて(声帯があるのかどうかが気になりますが)街を破壊する様子はまさに『エヴァ』でも見られた「暴走」です。

 その後、暴走した「機龍」を何とか収容し、再度ゴジラとの戦闘へ。「機龍」は、必殺技である「アブソリュート・ゼロ」を撃つ直前にゴジラに反撃を喰らって、1撃目をはずすという大失態を犯します。機龍は内部エネルギーが2時間しか持たず、しかも必殺技を一度撃つと、再充填しなければ動けなくなってしまいます。「第2撃目を撃つためには、電力が足りない。そうだ、関東地方の家庭の電力を全部機龍に回して起死回生の必殺技を」この展開は、『エヴァ』における「ヤシマ作戦」にそっくりです。

 最後は、茜が今までに見せたことのない笑顔を見せ、物語は終幕。 このシーンも、有名な「ごめんなさい、こういう時どういう顔していいか分からないの」という綾波レイに、碇シンジが「笑えばいいと思うよ」と言葉をかけるシーンを思い起こさせるものです。

 ちなみに、この映画は全編を通して自衛隊が完全協力しており、当時の最新鋭であった90式戦車や、88式地対艦誘導弾(ミサイル)などの装備品が惜しげもなく、ゴジラにやられていきます。 『エヴァ』好きの方だけでなく、自衛隊好きの方も楽しめる作品です。

(凪破真名)

※2020.2.24 本文の一部を修正しました。

【画像】『ゴジラ×メカゴジラ』でゴジラと戦った自衛隊の装備(5枚)

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