Zこそ最強! 『グレンダイザーU』には出てきそうにない「マジンガーZERO」のヤバさ
本当に神にも悪魔にもなった「真マジンガーZERO」

そのようなやるせない気持ちから生まれたと思しき史上最強の「マジンガーZ」が、コミックで誕生した『真マジンガーZERO』です。脚本は田畑由秋さん、作画は余湖裕輝さんという、『コミックマスター』や漫画版『ニンジャスレイヤー』の豪腕タッグによる作品で、「チャンピオンRED」(秋田書店)にて2009年から2016年にかけ連載されました。
真マジンガーZEROは、マジンガーZ究極の姿であり、絶対に生まれてはいけない存在とされていました。自我を持った破壊の化身であり、初登場時には「ブレストファイヤー」で東京やパリ、ロンドンなど主要都市を焼き払っています。
このスーパー過ぎるロボットを手がけた生みの親は、原作と同じく「兜十蔵」博士です。永井豪先生の原作マンガで「神がみにも悪魔にもなれる」と言ったセリフを、本当に実現してしまいました。
その運命を必死に阻止しようとするのが、女性型アンドロイドの「ミネルバX」です。TVアニメでは1話限りの登場、悲劇の「巨大ロボット」でしたが、本作では等身大の人型であり、れっきとしたヒロインを務めました。
人工頭脳を持ち、容赦なく人類を滅ぼしたZに対し、もしも俺があのとき乗り込んでいたら……という「兜甲児」のやり直したい思いを、ミネルバは叶えます。そう、本作は『STEINS;GATE』や『魔法少女まどか☆マギカ』と同じくループものの側面を持つのです。要するにバッドエンドだらけ。
その結末をザックリ述べると、ただひとつの人類との共存ルートで、Zの魔神パワーをギリギリ引き出し、全長10km(Zは全高20m)のラスボス「ゴードンヘル」を無数のロケットパンチとブレストファイヤー、光子力ビームでぶっ飛ばします。ありがとうZ、よくやった兜甲児!









