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「異世界モノにはもう飽きた」40代以上にオススメな2024年秋「上質」アニメ3選

知と地を巡る上質な2作品

『チ。-地球の運動について-』第1話より (C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会
『チ。-地球の運動について-』第1話より (C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

●真実をつなぎ続ける物語 『チ。- 地球の運動について -』

『チ。- 地球の運動について -』は魚豊先生が「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載した、15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた作品を原作としたアニメです。

 2024年現在では地球が丸く、太陽の周りを回っていることは「地動説」として単なる一般常識として扱われています。しかし『チ。- 地球の運動について -』の世界観では、人の住む平らな大地を太陽を含む他の星々が回っている「天道説」が宗教的権威と結びつき、絶対的な教えとされていたのです。

 当時、ヨーロッパの「P国」で信仰されていた「C教」に逆らうことは死を意味しており、天動説に異を唱えることは許されませんでした。しかし15世紀は学問が発達した時期でもあり、時に優秀な頭脳を持つ人物たちは、神の教えである天道説が誤りであることに気付き始めていたのです。

 かくして「地球は丸く、動いている」真実に気付いた人間たちは、凄惨な宗教的弾圧を受けながらも世代や身分を超え、命を捨て、つなぎながら天道説に抗い続けることとなりました。

 なお、本作はフィクションであり、地動説が迫害を受けたという記録は残されていません。果たしてそれが真実なのか、迫害を受けたという記録を残すことすら危険な行為だったのかは、今も不明となっています。

 放送は、NHK総合テレビにて2024年10月5日(土)23時45分よりスタートです。

●実体験をもとにした農業エッセイアニメ 『百姓貴族 2nd Season』

『百姓貴族 2nd Season』は、荒川弘先生が少女コミック誌「ウィングス」で連載中の実体験や家族のエピソードなどを元にした農業エッセイマンガを原作とするアニメです。

 おもに作者の実家である「荒川農園(仮)」を舞台としており、2023年に放送された1期では、ジャガイモはどのように選別され食卓に届くのか、野菜泥棒の実態、作者が通った農業高校での授業内容など、農家以外では知られていないであろう現実が語られており、非常に学びが多い作品となっています。

 さまざまな驚きのエピソードが展開されるなかでも非常に注目されるのが、作者の実の父親をモデルとした「親父殿」です。親父殿のエピソードは想像を絶するタフさとラフさと壮絶さに満ちあふれており、1期でも圧倒的な存在感を放っていました。果たして「2nd Season」ではどのようなエピソードが披露されるのか、非常に楽しみです。

 放送はTOKYO MXほかにて、2024年10月4日より開始になります。

(早川清一朗)

【画像】なぜ地上波で… こちらが「キービジュアルがもう気まずい」と言わしめた2024年過激アニメです(5枚)

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