コントローラー握ると人格豹変! 昨今問題の「暴言厨」はいまに始まったものではない
今では猛省…ゲーム中に家族へ浴びせた暴言

●スーファミ期『ストII』で、暴言を受け尊厳を破壊されても守るべき人間関係
「ノリと協調」「キレたら負け」という微妙な人間関係が重んじられる中学時代、その頃に出会ったのが『ストリートファイターII』(カプコン)でした。勉強ができようが、部活の実力者であろうが、声のデカいやつであろうが、このゲームがうまくなければマウントがとれないというコミュニティに私は属していました。
ところが私は、うまくもなければ下手でもない「ディフェンス特化型」という、練習台としてはうってつけのプレイヤーで、たとえばコマンドが高難度の「ザンギエフ」の練習台をしばしば務めていました。でも結局は負けるので「ザコすぎて練習にもならねえ」などといった悪態をつかれます。何とかやり返してやろうとしても「ハメ技しても負けるって、勝てない呪いでもかかってんの?」などという暴言を受けるのです。
尊厳を破壊されようともキレるのはご法度で、「勘弁してよ~」と適度な負け顔を見せるのが、人間関係をうまく保つコツでした。
●内弁慶の私、母と姉に暴言を吐き父にぶっ飛ばされる
このように、思い出深いトキシックプレイヤーたちが周囲に存在する小、中学校時代を過ごした私もまた、かつては彼ら同様の暴言厨だったことを告白します。
ファミコンを買ってもらったばかりの頃、ごくまれに母がひとりで『ピンボール』(任天堂)をプレイしていることがあり、圧倒的に下手だったので「なんで意味なくフリッパー動かしてんの!」「たまごにボール当てるの下手すぎ(笑)」「やめた方がいいよ」などと、私は口悪く指摘していました。
思い出すに、大人より自分の方がゲームがうまいということに悦に入り、心ない言葉を吐いていたのだと思います。
そのうち、母は全くファミコンをやらず、ファミコンアンチになっていきました。
さらに家族への悪態は続きます。姉と『ツインビー』(コナミ)をしているときには、パワーアップアイテムの「ベル」のゲットを邪魔して「はやくオプション付けて」とあおり、合体技で敵にぶつからせ死なせると「何回同じミスしてんの? オレより練習してるくせに」などと、人間として終わっている暴言まで口走る始末……。結局、姉はそういった私の性悪プレイを父親にチクり、私はその父にぶっ飛ばされました。
自分も身内に、文字通りのトキシックプレイをしていたわけで、本当に反省しています。ごめんなさい。そもそも暴言を吐いていいことなんてひとつもなく、オンラインゲームでは度が過ぎるとBANもあり得るので気をつけましょう。
(南城与右衛門)




