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『帰ってきたウルトラマン』名前問題に終わりはあるのか? ファンの間でもいまだ争点

名称問題に終わりはあるのか? 意外な問題に発展の予感

語り継がれる死闘のひとつ、対ツインテール&グドン戦。「S.H.Figuarts グドン」(BANDAI SPIRITS) (C)円谷プロ
語り継がれる死闘のひとつ、対ツインテール&グドン戦。「S.H.Figuarts グドン」(BANDAI SPIRITS) (C)円谷プロ

『帰ってきたウルトラマン』の後番組『ウルトラマンA』では、唐突に「ウルトラマン2世」と呼ばれることになります。これは初代の次といえば2世ということなのでしょう。もっとも定着することなく、以降は使われないまま消えていくことになりました。

 それ以降となる『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』では、「新ウルトラマン(新マン)」という名前で呼ばれることになります。書籍などでも使われていた名前だったので、当時の子供たちの多くはこの名前で認識していました。

 もっとも「帰マン(きマン、かえマン)、帰りマン(かえりマン)」と呼ぶ人もいたようです。正式名称がないからあだ名をつけるような、この状況が後の名称問題の火種のひとつだったかもしれません。

 そのような『帰ってきたウルトラマン』の名前問題に新たな進展があったのが、1984年公開の映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』です。ここで初めてウルトラマンジャックという名称が決まりました。

 これは同作でウルトラファミリーを紹介する際、製作側も各々に固有名詞の必要性を感じたからだそうです。さらにいうと、劇場公開のきっかけのひとつである、バンダイから販売されていたソフビ人形の「ウルトラ怪獣シリーズ」での展開も要因だったかもしれません。

 もっとも、この時は放送から13年も経過していました。それゆえに当時のファンからの反応は散々なものだったのをおぼえています。むしろ筆者は肯定派だったので、肩身の狭い思いをしました。

 この名称論争から今年2025年でさらに41年が経過しています。もはやジャック呼びの期間は名前のなかった時期の3倍に至りました。それでもいまだにジャック呼びに抵抗がある人は一定数います。失礼な話ですが、筆者と同じリアル視聴世代がいなくならない限り、論争は続くかもしれません。

 そう思っていた筆者ですが、先日、まだ40歳前の方から衝撃の発言を聞きました。いわく「『帰ってきたウルトラマン』のウルトラマンはジャックとは呼ばない」そうです。まさかジャック名義が正式になって以降に生まれた世代からもジャック呼びが避けられているとはおどろきでした。

 こうなるとジャックの名前論争は世代間ギャップなどではなく、イデオロギーに基づいた思想的な問題にまで発展したのかもしれません。激しい議論になるのは仕方ないでしょう。このウルトラトラブルは100年経ってもありそうな気がします。

(加々美利治)

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