『ガンダム』マ・クベはシャアより強い? 改めて画面を見てわかった「真の実力」
接近戦や状況判断でもマ・クベが優位?

さらにマ・クベは空中地雷原にガンダムを誘い込みます。ガンダムは避けられず、ここでも攻撃が命中していました。ちなみにシャアのゲルググはこの直後にビームライフルでガンダムを攻撃していますが、全弾避けられています。
そして、マ・クベが「シャア、退け。今の貴様の任務はガンダムを倒すことではないはずだ」と言ったこともあり、ギャンとガンダムの一騎打ちとなります。ちなみにマ・クベは第18話「灼熱のアッザム・リーダー」でも、モビルアーマー「アッザム」を操縦してガンダムと対戦したことがあり、この時にも命中弾を与えています。今回の戦闘では「私なりの戦い方があるから、ガンダムを引き込んだのだ」とも発言していますから、戦っている相手が「白い悪魔」だと承知して、戦いを挑んでいるわけです。
マ・クベはビームサーベルをフェンシングのように使い、ガンダムと互角に戦います。ピームサーベルのこのような使い方は他に例がなく、熟練した動きです。ちなみにガンダムはランバ・ラルのグフや黒い三連星のドム相手でも、白兵戦用武器の打ち合いがほぼ起こらないままで、早期決着しています。
一方、シャアは第38話で、地面に倒れたガンダムに11回も突きを繰り出しますが、全て回避され、逆にガンダムが放った斬撃は2回とも命中していますから、「立っているガンダムと互角の斬り合いが成り立っている」マ・クベは、シャアより善戦していると言えます。
状況判断も、マ・クベはガンダムがビームライフルを放った回数を数え、弾切れに追い込んでから白兵戦を挑んでいます。一方シャアは、ガンダムがビームサーベルのエネルギーを切らしたことに気づかず、損傷を受けたからと退却しています。
シャアは戦闘中には「マ・クベめ、よくやる」と認めていたのに、ギャンが撃墜されると「付け焼刃に何ができるか」などと、バカにしています。その後、自分自身も不意打ちを仕掛けたのにガンダムに圧倒された……というのが画面描写の全てです。
ギャンが「初心者でも操縦しやすい」くらいで、マ・クベがシャア以上にガンダムと戦えるのなら、その操縦システムを搭載したジオン軍MSは連邦を圧倒するでしょう。マ・クベはジオン軍屈指のエースとしか思えませんし、やはり過小評価されすぎではないかと感じます。
(安藤昌季)



